※本記事は広告(アフィリエイト)を含みます。受講料・コース内容・キャンペーンは変更される場合があるため、お申し込み前に必ず各校の公式サイトで最新情報をご確認ください。
「宅建の勉強、独学でいくか、学校に通うか」
「予備校って、実際いくらかかるんだろう」
これから始める人が、最初に迷うところだと思います。
こんにちは、ゆうです。群馬県の自動車部品メーカーで工場勤務をしながら、独学で2024年度の宅建試験に一発合格しました(自己採点45点/合格基準点37点)。
先に正直に書きます。私は通学を、調べもしませんでした。
仕事をしながら、子育てをしながらでは、費用以前に時間の都合で無理だと思っていたからです。通学は通信よりさらに高額なイメージもありました。要するに、候補にすら上がらなかった。
ただ、ブログを書くようになって気になったんです。その時間と費用のデメリットを覆すだけのメリットが、通学にはあるのか。
今回ちゃんと調べたので、その結果をまとめます。私と同じように「どうせ無理」と素通りしている人にこそ読んでほしい内容です。
1. 通学の費用相場は13〜25万円

まず金額です。主要な学校の通学コースを並べます。
| 学校 | 標準的な通学コース | 講義の形式 | 受講料(税込) |
|---|---|---|---|
| 日建学院 | 本科コース(約6ヶ月) | 校舎で映像講義を視聴 | 253,000円 |
| TAC | 総合本科生S(全52回) | 講師の対面講義 | 165,000円〜 |
| LEC | 通学コース(全48回) | 講師の対面講義 | 135,580円〜163,630円 |
※各校公式サイトの情報より。キャンペーンや割引で変動するため、最新の金額とコース内容は各校の公式サイトでご確認ください。
相場は13〜25万円です。初学者向けの標準コースで並べると、おおむねこの範囲に収まります。
「通学」には2つの形式があります
ここが、金額よりも先に確認してほしいポイントです。ひとくちに通学といっても、中身が2種類あります。
| 形式 | 中身 | 質問 |
|---|---|---|
| 対面講義(ライブ) | 教室で講師が直接講義する | 講義の前後に講師へ直接聞ける |
| 映像通学 | 校舎のブースで映像講義を視聴する | 校舎のスタッフが対応(講師ではない場合も) |
同じ「通学」でも、講師から直接教わるかどうかが違います。 映像通学は、やっていることは通信講座に近く、違いは「視聴する場所が校舎かどうか」です。
後で書きますが、通学のメリットの1つは「その場で質問できる」ことです。ところが映像通学だと、その場に講師がいないこともあります。金額を比べる前に、どちらの形式かを必ず確認してください。
通学コース自体が減っています
もう1つ、調べていて分かったことがあります。大手でも、宅建の通学講座を縮小している学校があります。
たとえば資格の大原は、公式サイトの宅建コース一覧がWeb通信(パススル宅建士)のみの掲載になっています。以前は教室通学のコースもありましたが、最新の案内には出ていません。通学を希望するなら、最寄りの校舎に直接確認する必要があります。
宅建の学習は通信・オンラインへの移行が進んでいて、通学という選択肢そのものが少しずつ減っている、というのが現状です。
短期集中型の割安コースもあります
各校には短期集中型のコースも用意されています。開講が6〜7月と遅く、重要論点に絞った速習型になる分、標準コースより数万円安いのが一般的です。出遅れた人や学習経験者には選択肢になりますが、法律初学者が最初から短期コースを選ぶのはおすすめしません。 内容が絞られている分、前提知識がないと置いていかれます。
【入稿時のメモ】 学校名は各校公式サイトのトップページへリンクします。コースページはURLが変わりやすいので避けてください。ASPで提携しているスクールがある場合は、該当箇所をアフィリエイトリンクに差し替えます。
注意したいのが「別途かかるお金」
表の金額がそのまま総額とは限りません。
- 入学金:受講料とは別に入学金が必要な学校があります(数千円〜3万円台とスクールによって幅があります)
- 模試・直前対策が別売り:LECやTACは本科と模試・直前対策を合算すると25〜30万円になることもあります
- 交通費:週1回の通学を6ヶ月続ければ、往復24回分です
日建学院のように模試や直前対策まで含んだ一体型と、必要なものを足していく分売型があります。単純な金額の比較ではなく、何が含まれているかで比べてください。
2. 独学・通信・通学を並べるとこうなります

私が実際に使った独学費用と並べます。
| 学習スタイル | 費用の目安 | 内訳 |
|---|---|---|
| 独学 | 約17,000円 | 市販テキスト・問題集・予想模試 |
| 通信(低価格帯) | 1〜2万円台 | スマホ学習中心 |
| 通信(中〜高価格帯) | 5〜11万円 | 紙テキスト・質問サポートつき |
| 通学 | 13〜25万円 | 教室講義・自習室・質問・模試 |
独学と通学の差は、およそ10倍から15倍です。
3. なぜ通学は高いのか

理由ははっきりしています。教室という場所と、講師の時間を確保しているからです。
- 駅前の教室の家賃・光熱費
- 講義を担当する講師の人件費
- 自習室の維持費
- 校舎スタッフの人件費
通信講座が安いのは、この固定費を削っているからです。1本の動画を何千人が見る仕組みと、1つの教室に数十人を集める仕組みでは、1人あたりのコストがまったく違います。
高いのは、中身が優れているからというより、仕組みが違うからです。ここを押さえておくと、金額の差に納得できます。
4. 通学にしかないメリット3つ

では、13〜25万円を払う価値はどこにあるのか。調べて分かったのは、独学や通信では買えないものが3つあるということでした。
① 強制力がある
決まった曜日の決まった時間に、教室に座る。これが一番大きいと思います。
独学の最大の弱点は、やらなくても誰も困らないことです。私も10ヶ月の間、朝4時に起きられない日が何度もありました。ゼロの日を作らないと決めてなんとか続けましたが、あれは自分との約束だけで走る消耗戦でした。
お金を払って予定が入っていれば、行きます。この強制力は、意志の力より強いです。
② その場で質問できる
独学で一番時間を溶かすのが、分からない論点の調査です。YouTubeで検索しても、その動画に知りたい説明が入っているとは限りません。20分見て、結局触れていないこともあります。
教室なら、講義の後に講師に直接聞けます。1時間かけて調べたことが、3分で解決する。 この差は小さくありません。
ただし、ここは1章で書いた形式の違いが効いてきます。 対面講義なら講師に直接聞けますが、映像通学の場合は校舎のスタッフが対応する形になり、講師ではないこともあります。質問できる環境を目的に通学を選ぶなら、対面講義のコースかどうかを必ず確認してください。
③ 自分の現在地が分かる
独学で私が一番つらかったのが、自分がいまどのレベルにいるのか分からないことでした。あと何をどれだけやれば合格ラインに届くのか、教えてくれる人がいません。
だから不安で、必要以上に手を動かし続けました。結果的に600時間かかったのは、この不安が原因です。
教室なら、答練やミニテストで毎回順位が出ます。周りの受講生の進み具合も見えます。現在地が分かれば、やりすぎもやらなすぎも防げます。
5. それでも私が通学を選ばなかった理由

ここまで読むとメリットは大きく見えます。それでも、私は選ばなかったと思います。理由は時間です。
通学に必要な時間を計算してみる
通学コースの多くは、週1〜2回の講義で、1回あたり2時間半から3時間です。これに往復の移動が乗ります。
| 項目 | 時間 |
|---|---|
| 講義 | 1回3時間 |
| 往復の移動 | 1回1時間(近場の場合) |
| 1回あたり合計 | 4時間 |
| 6ヶ月・週1回なら | 約100時間 |
この4時間を、決まった曜日の決まった時間に確保できるか。ここが分かれ目です。
私の場合、工場が日勤と夜勤の交代勤務です。夜勤の週に夜の講義へ通うのは体力的に無理ですし、そもそもシフトが固定ではありません。生活のリズムが一定でない人は、通学の時点で詰みます。
子育ても同じです。保育園のお迎え、子どもの発熱、休日の家族の時間。私が朝4時〜6時という時間帯を選んだのは、誰にも邪魔されず、誰にも迷惑をかけない時間がそこしかなかったからです。
地方は、そもそも通える校舎が少ない
もう1つ、地方特有の問題があります。校舎の数です。
大手予備校の校舎は都市部に集中していて、県によっては1校あるかどうかです。「通学したいが、最寄りの校舎まで片道1時間」という状況は、地方では普通にあります。
私は宅建士の登録実務講習で、群馬から宇都宮まで片道2時間かけて通いました。2日間でもかなりきつかったので、あれを6ヶ月続けるのは現実的ではありません。
通学を検討するなら、まず自分の県に校舎がいくつあるかを調べてください。 費用の比較はその後です。
6. 通学が向いている人・向いていない人

調べた結果をまとめると、こうなります。
通学が向いている人
- 勤務時間と休日が一定で、毎週同じ曜日を空けられる
- 通える範囲(片道30分以内が目安)に校舎がある
- 一人だと続かない自覚がある
- 13〜25万円を出せる、または会社の補助がある
通学が向いていない人
- シフト勤務・交代勤務で、予定が固定できない
- 育児や介護で、まとまった時間を確保しにくい
- 最寄りの校舎まで片道1時間以上かかる
- 費用を抑えたい
私は完全に後者でした。向き不向きは、能力ではなく生活の形で決まります。
7. 費用を抑える制度もあります

通学を選ぶ場合、使える制度が2つあります。
教育訓練給付制度
正直に書くと、私は独学だったので、この制度は名前を知っているだけでした。今回あらためて調べたので、分かったことをまとめます。
厚生労働大臣が指定した講座を受講・修了すると、支払った受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます(一般教育訓練給付金の場合)。
出典:厚生労働省「一般教育訓練給付金の支給対象者」、政府広報オンライン
25万円のコースなら5万円、20万円なら4万円が戻る計算です。決して小さくありません。
主な条件はこうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 給付率 | 受講料の20%(上限10万円) |
| 対象者(在職中) | 受講開始日時点で雇用保険の加入期間が3年以上 |
| 対象者(離職後) | 離職日の翌日から1年以内で、加入期間が3年以上 |
| 初めて利用する場合 | 加入期間は1年以上でOK |
| 対象講座 | 厚生労働大臣が指定したものだけ |
ここで注意してほしいのが2つあります。
1つ目は、どの講座でも対象になるわけではないこと。 同じ学校でも、対象のコースと対象外のコースがあります。厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で、受講予定の講座が指定されているか確認できます。
2つ目は、受講前に確認すること。 自分が支給要件を満たしているかは、ハローワークで照会できます。本人確認書類を持って行けば調べてもらえます(電話での照会はできません)。申し込んでから対象外だと分かっても、後から変更はできません。
離職中なら、無料の職業訓練も
もし現在離職中なら、ハローワークの職業訓練という選択肢もあります。不動産関連の訓練コースの中で宅建を扱うものがあり、受講料は無料です(教科書代などの自己負担はあります)。
実施の有無や時期、実施機関は地域によってまったく違います。最寄りのハローワークで確認してください。
8. 「通学したいが時間が合わない」人の第3の選択肢

ここが、この記事で一番伝えたいところです。
私のようにメリットは欲しいが時間が合わないという人に、いまは通信講座という選択肢があります。
4章で挙げた通学のメリット3つを、通信がどこまで埋められるかを見てください。
| 通学のメリット | 通信で埋められるか |
|---|---|
| 強制力 | △ 学習スケジュール機能、進捗管理、生配信のある講座なら近いことができる |
| その場で質問 | ○ 質問サポートつきの講座なら、数時間〜1日で回答が返る |
| 現在地が分かる | ○ 答練・模試・進捗の可視化がある講座を選べばカバーできる |
完全に同じではありません。ただ、1〜2万円台から始められて、時間の制約がないという点を考えると、現実的な落としどころだと思います。
費用でいえば、通学1回分(13〜25万円)で、通信講座なら複数年分をまかなえる計算です。
9. まとめ:通学は「時間を確保できる人」のための選択肢

- 通学の相場は13〜25万円。独学(約17,000円)との差は10倍以上で、高いのは教室と講師という固定費があるから
- 通学にしかないメリットは、強制力・その場で質問できる・現在地が分かるの3つ
- ただし週4時間を固定の曜日に確保できるかが前提。シフト勤務や育児中は難しく、地方は通える校舎自体が限られる
- 「通学」には対面講義と映像通学の2種類がある。質問できる環境が目的なら対面講義を選ぶ
- メリットは欲しいが時間が合わないなら、通信講座が現実的な落としどころ
私は通学を調べもせずに独学を選びました。いま調べてみても、当時の自分の生活では同じ結論になります。ただ、知らずに除外するのと、知ったうえで選ばないのは違います。
あなたの生活リズムなら通える、という人には、十分に検討する価値のある選択肢です。
迷っている時間が、一番高くつきます
最後に、独学か通信か通学かで迷っている方へ。
私は勉強を始める前、進め方を調べるのにかなりの時間を使いました。どの教材がいいのか、何から始めるのか。情報を集めている間は勉強が1ミリも進んでいないのに、やった気になっていました。
その時間は、娘たちと過ごせたはずの時間です。朝4時に起きて確保した2時間を、勉強ではなく「勉強のやり方を探すこと」に使っていた日もありました。
クレアールの資料請求でもらえる『非常識合格法』は、合格に必要な範囲だけに絞る考え方をまとめた本です。定価1,650円の市販書籍が、そのまま無料で届きます。独学でいくにしても、講座を使うにしても、先に「どこまでやれば受かるのか」の基準を持っておくと、迷う時間が消えます。
13〜25万円を出すかどうかを考える前に、まず0円で手に入る判断材料から始めてみてください。