「宅建に合格したら、ブログやWebライターで月5万円稼ぎたい」
「でも今は勉強で手一杯だし、副業の準備は受かってからでいいよね?」

……と思っている方、ちょっとだけ立ち止まってください。

その気持ち、めちゃくちゃ分かります。私も勉強中は、副業のことを考える余裕なんてありませんでした。でも結論から言うと、「受かってから準備する」では、かなりもったいないことになります。

合格してからブログやライターの準備を始める人がほとんどですが、受験生という”当事者”である今この瞬間にしか手に入らない、すごく価値のある情報があるんです。

この記事を書いている私(ゆう)は、群馬の自動車部品メーカーで工場勤務をしながら、子育て(娘2人)の合間に独学10ヶ月で宅建に一発合格しました(自己採点45点/合格点37点)。合格後すぐに不動産専門のWebライターとブログを立ち上げ、本業を続けながら副収入を得ています。

私がスムーズに副業をスタートできた一番の理由は、「勉強中から無意識にやっていたこと」が、そのまま副業の武器になっていたからでした。

この記事では、勉強の邪魔にならず、むしろ勉強のモチベーションまで上がる「3つの仕込みアクション」を、私の実体験をもとにお伝えします。どれもスマホで1分あればできることばかりです。

この記事を読み終えるとわかること
  • 「合格してから準備する」とスタートダッシュでつまずく3つの理由
  • 勉強中から副業の武器を仕込む3つの具体的アクション(今日からできます)
  • つまずきや模試の低い点数すら「将来のブログネタ」に変わる考え方

1. なぜ「合格してから副業準備」ではスタートダッシュに失敗するのか

宅建 副業 準備

「まずは勉強に集中、副業のことは受かってから考える」。一見正しそうに聞こえますが、ここに落とし穴があります。

① 人間は「勉強中のリアルな苦痛」を合格した瞬間に忘れる

合格して知識が頭に入ると、初心者だった頃の自分がどこでつまずいたのか、何が分からなくて不安だったのかが思い出せなくなります。

たとえば、「善意と悪意って何?日常の意味と違いすぎて混乱した」とか「抵当権って要するに何なの?テキストを何回読んでも腑に落ちなかった」みたいな感覚。合格した後だと、当たり前すぎて何が難しかったのか分からなくなるんです。

でも、ブログやライターの仕事で最も求められるのは、まさにその「初心者がどこでつまずくか」を言語化する力です。

合格後に「このテキストは分かりやすくて合格できました!」と書いても、そんな綺麗なレビューは世の中に溢れていて、誰の心にも刺さりません。「この単元の図解が少なすぎてイライラした」「この用語、3回読み返してもピンとこなかった」という泥臭いリアルな声こそ、読者が本当に求めているものなんです。

② 合格直後は登録手続きや講習で忙しくなる

意外と知られていませんが、宅建に合格した後は「登録実務講習の申し込み」「合格証書の受け取り」「都道府県への登録手続き」など、やるべきことがいくつも出てきます。

特に、不動産業での実務経験が2年未満の人は、資格登録の前に「登録実務講習」を受ける必要があります。これは約1ヶ月の通信講座に加えて1〜2日間のスクーリング(対面講義)と修了試験がセットになっていて、それなりに時間を取られます。さらに資格登録の申請から完了までは、おおよそ1〜2ヶ月かかるのが一般的です(出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅地建物取引士資格登録等の手続きについて」ほか各実施機関)。

「合格したらすぐ副業の準備をしよう!」と思っていても、こうした手続きや日常に追われて、気づけば数ヶ月が経過……というパターンは本当に多いです。私も、合格発表の後はバタバタしていて、ブログを立ち上げるまでに思ったより時間がかかりました。

③ 受験勉強の期間こそ「最大の仕入れ期間」である

ビジネスにおいて「仕入れ」は大事です。ブログやWebライターにとっての仕入れは、「実体験に基づくリアルな情報(一次情報)」

そして、受験勉強をしている今この瞬間、あなたはまさにその一次情報の真っただ中にいます。

  • どの教材のどこが分かりにくかったか
  • 模試で何点だったか、どんな気持ちで焦ったか
  • どうやってモチベーションを維持したか

これらはすべて、合格後に読者を惹きつけるコンテンツの種です。合格してから「あの時の気持ちを思い出そう」としても、もう手遅れ。今しか手に入らない鮮度の高い情報を、ちょっとした工夫で「副業の仕入れ」に変えていきましょう。

今日できる最初の1分アクション

今日できる最初の1分アクション スマホのメモアプリに「宅建副業ネタ」というメモを1つ作るだけ。ここに、これから紹介する3つのことを放り込んでいきます。フォルダを1つ作るだけで、仕込みが始まります。

ちなみに私は、この仕込みを「毎日この時間にやる」と決めてやっていたわけではありません。朝の勉強の終わりにふと思いついたり、工場の休憩室でスマホをいじっているときに「あ、さっきの論点メモっとこ」と打ち込んだり、完全にバラバラでした。決まった時間を作る必要はなくて、思いついた瞬間に1行打つだけ。これくらい雑でいいんだ、と思ってもらえると続けやすいです。

2. 勉強中からやるべきこと①:使っている教材の「本音メモ」を残す

宅建 副業 準備

1つ目の仕込みは、今使っているテキストや問題集に対する「リアルな感想」をメモしておくことです。

合格後の「綺麗なレビュー」では競合に埋もれる

正直に言うと、私自身ここに一番の心残りがあります。勉強中、教材への不満や「ここが分かりにくい」という感想は確かに頭の中にあったのに、ちゃんと記録に残さないまま合格してしまったんです。いざブログを書こうとしたとき、「あの単元、最初すごく苦労したはずなんだけど、何がそんなに難しかったんだっけ……」と思い出せない。合格して知識が入った今の自分には、もう”分からなかった頃の自分”が見えなくなっていました。

だからこそ、これから紹介することは、過去の自分に「頼むからやっておいてくれ」と言いたい内容でもあります。

宅建のテキストレビューは、通信講座の公式サイトや大手ブログがすでに大量に書いています。合格後に「このテキストは良かったです」と書いても、差別化できません。

でも、勉強中のあなたが今感じている不満や感動は、その瞬間にしか書けない一次情報です。

メモしておくべき3つの視点

スマホのメモ帳でいいので、勉強の合間にこの3つの視点で感想を残しておいてください。

① 不満・イライラ 例:「このテーマの解説、図解が少なすぎて意味不明だった」「〇〇の論点、テキストには3行しか書いてないのに過去問では毎年出てる」

② 感動・便利だったこと 例:「過去問道場の解説がテキストより分かりやすかった」「スマホに問題集を撮影してストックしたら、通勤中にサクサク復習できた」

③ 不要だった教材・無駄だった時間 例:「直前期にテキストを買い足したくなったけど、結局使わなかった」「ノートにまとめる作業は時間の無駄だった」

私自身、勉強中に「ノートまとめは結局やめた」「YouTubeの勉強動画を見まくって時間を浪費した日があった」といった失敗をしています。最初はノートを作ろうとしましたが、まとめる作業に満足して中身が頭に入っていないことに気づき、途中でやめました。こういう失敗談こそ、今ブログ記事の中で読者に一番共感してもらえる部分になっています。

メモのテンプレ(コピペで使えます)

迷ったら、この型に沿って一言ずつ埋めるだけでOKです。

日付:
教材名:
単元:
感情(イラ / 感動 / 無駄):
ひとこと:

たとえば、こんな感じです。

日付:6/18
教材名:トリセツ問題集
単元:抵当権
感情:イラ
ひとこと:図が1個しかなくて、順位の話が文章だけで頭に入ってこない

これを勉強の終わりに1行書くだけ。30秒で終わります。

【重要】使用中の教材の「リアルな写真」を撮っておく

ボロボロになった表紙、付箋だらけのページ、書き込みだらけの問題集。これらの写真は、将来ブログで「本当に独学で使い倒した」ことを証明する一次情報になります。

綺麗な商品画像はAmazonにいくらでもあります。でも、「実際に半年以上使い込んでボロボロになったテキストの写真」は、あなたにしか撮れません。

勉強の合間にサッとスマホで撮るだけなので、1分もかかりません。この1分が、将来の記事の信頼性を大きく引き上げてくれます。

今日できる撮影リスト

□ テキストの表紙(使い込んだ状態)
□ 一番書き込んだページ
□ 付箋だらけの断面
□ 机まわりの勉強環境(朝の風景など)

3. 勉強中からやるべきこと②:勉強スケジュールと模試の点数推移を記録する

宅建 副業 準備

2つ目の仕込みは、「数値データ」を残すことです。

読者が最も知りたいのは「合格した結果」ではなく「合格までのプロセス」

「独学10ヶ月で45点合格しました!」だけでは、読者は真似できません。読者が知りたいのは、「いつ・何を・どれくらいやって、途中の模試は何点で、どうやって本番までに仕上げたのか」というプロセスです。

しかし、これを合格後に振り返ろうとしても、正確な数字はもう思い出せません。

記録しておくべきデータ

記録する項目記録の粒度記録ツールの例
月ごとの学習進度「1〜2月は宅建業法」など大まかにカレンダーアプリ
模試の点数推移日付・模試名・点数をセットでメモ / スプレッドシート
1日の勉強時間「朝2時間+通勤中30分」程度でOK勉強記録アプリ

私の場合、模試の点数を1回ずつ記録していたので、ブログで実際の推移をそのまま公開できています。直前期の市販予想模試(1冊3回分×3冊=9回分)の自己採点はこんな推移でした。

8月上旬  日建①  32点 → 不合格判定
8月中旬  日建②  34点 → 不合格判定
8月下旬  日建③  37点 → ようやく合格判定
9月上旬  LEC①   37点 → ギリギリ合格判定
9月中旬  LEC②   38点 → ギリギリ合格判定
9月下旬  LEC③   39点 → 合格判定
10月上旬 TAC①   31点 → 不合格判定(最低記録)
10月上旬 TAC②   34点 → 不合格判定
10月中旬 TAC③   36点 → 合格判定
──────────────────────────
本番      45点(合格点37点)

正直に言うと、TAC①で31点を取った日は頭が真っ白になりました。しかも焦って、ろくに復習もしないまま翌日にTAC②へ進んで、また届かず34点。「間違えた問題を放置して、新しい問題に逃げただけ」だったんです。今となっては、この失敗談がそのまま記事のネタになっています。

ここで大事なのは、こういう「数字+その日の気持ち」をセットで残しておくこと。点数だけだとただのデータですが、「31点で頭が真っ白になった」という感情が乗ると、読者が共感できるコンテンツに変わります。

こうした実際の記録は、Googleが重視する「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」の観点でも、記事の評価を引き上げる武器になります。

カレンダーアプリでもスプレッドシートでもメモ帳でも、使い慣れたツールで残しておくだけで十分です。

4. 勉強中からやるべきこと③:法律用語の「自分なり翻訳メモ」を作る

宅建 副業 準備

3つ目の仕込みは、難しい法律用語を「自分の言葉で言い換えたメモ」を残すことです。

専門用語を噛み砕く力=Webライターの最重要スキル

宅建の勉強をしていると、こんな経験ありませんか?

  • 「善意って、日常で使う意味と全然違うじゃん…」
  • 「抵当権って要するに何?テキストの説明が難しすぎる…」
  • 「35条書面と37条書面の違い、何回調べても混乱する」

この「テキストの難しい表現を、自分の脳内でどう翻訳して理解したか」のプロセスこそ、将来ブログやライターで稼ぐときの大きな武器になります。

なぜなら、不動産ジャンルのWebライターやブロガーに求められるのは、「難解な法律用語を、専門知識がない読者にもわかりやすく伝える力」だからです。

翻訳メモの具体例

たとえば、私はこんなふうに自分の言葉で置き換えていました。

専門用語自分なりの翻訳
善意「事情を知らない」。悪意は「事情を知っている」。
日常の”いい人・悪い人”とは全く別物
抵当権借金を返せなかったら、
担保の家を売ってお金を回収できる権利
35条書面契約に、ざっくり物件の概要を伝える書類
37条書面契約に、細かい取り決めを記録する書類

これ、勉強中のメモとしても役に立ちますし、将来「〇〇をわかりやすく解説」という記事を書くとき、そのまま記事のベースになります。

実際に私は、宅建取得前はファッション記事で文字単価0.5円でしたが、取得後は不動産専門の記事で文字単価2.0円まで上がりました。難解な法律を噛み砕くスキルは、高単価案件を取るうえで効いてきます。

翻訳メモの作り方(30秒ルール)

テキストを読んで「ん?」と引っかかった用語が出てきたら、その場で「要するに〇〇」と一言だけメモする。完璧な定義じゃなくてOK。むしろ多少ズレた、自分なりの噛み砕き方のほうが、後で読者に刺さります。

5. 応用編:勉強中の「つまずき」は将来のブログ記事の設計図になる

宅建 副業 準備

ここまでの3つの仕込みに加えて、もう一歩踏み込んだ応用テクニックをお伝えします。

つまずいた瞬間こそ、コンテンツの宝の山

「35条と37条の違いがどうしても覚えられない」 「用途地域の建ぺい率がごちゃごちゃになる」 「法令上の制限は専門用語が多すぎて、ページをめくる手が重くなる」

こういった今あなたが最も苦戦している論点は、全国の受験生もまったく同じところで苦戦しています。

ここで大事なのは、「何につまずいたか」と「どうやって克服したか」をセットでメモしておくことです。

つまずき克服法
他人物売買。民法ではOKなのに宅建業法ではNGで混乱した「宅建業者→一般ユーザー」の売買は例外的にダメ、と整理した
35条と37条がごちゃ混ぜになる「35条=契約前の概要」「37条=契約後の記録」と時系列で覚えた

合格後、このメモがそのまま「〇〇の覚え方」という集客記事の設計図になります。同じ悩みを持つ受験生が検索するキーワードと完全に一致するので、アクセスを集めやすい記事が効率よく書けるようになります。

ちなみに私は、模試で一番足を引っ張られたのが宅建業法の「8種制限」や「35条・37条の違い」でした。逆に言えばここは暗記で固められる得点源で、本番では宅建業法を20点満点で乗り切れました。つまずいた分野ほど、克服した後は「人に教えられる強み」に変わります。

6. まとめ:勉強を「将来のビジネスの仕入れ」と捉え直そう

宅建 副業 準備

今回ご紹介した「勉強中にやっておくべき3つのこと」をおさらいします。

  1. 教材の「本音メモ」を残す → 将来のレビュー記事・比較記事の一次情報になる
  2. スケジュールと模試の点数を記録する → 説得力のある「合格体験記」や「勉強法記事」の根拠になる
  3. 法律用語の「自分なり翻訳メモ」を作る → わかりやすいブログ・高単価ライターの武器になる

どれも勉強の邪魔にはなりません。むしろ、勉強を「単なる苦痛な暗記作業」ではなく「将来月5万円を生み出すビジネスの仕入れ期間」と捉え直すことで、つまずきや模試の低い点数すら「ネタが増えた!」と前向きに変換できるようになります。

私自身、勉強中は「この苦労が将来お金に変わる」と思っていたからこそ、10ヶ月間モチベーションを切らさずに勉強を続けられました。

それに、ここで残した3つの記録は、ブログ記事だけでなくXなどでの発信ネタにもそのまま使えます。「今日この論点でつまずいた」「この用語、こう言い換えたら腑に落ちた」「模試◯点だった、悔しい」——こういう投稿は、同じ時期に勉強している受験生から共感をもらいやすく、合格する頃には自然とフォロワーが増えていることもあります。私も発信を続けるうちに、勉強中の記録が記事のネタにもポストのネタにもなる、という実感を持ちました。一度メモしておけば、複数の場所で使い回せるわけです。

今この記事を読んでいるあなたは、まさに一次情報の真っただ中にいます。スマホで1分メモを残すだけの小さなアクションが、合格後の副業ライフを大きく変えてくれるはずです。

💡 「合格した後、実際にどう稼ぐのか」を先に知っておきたい方へ

勉強中の仕込みは、ゴール(=合格後にどう稼ぐか)が見えていると、ぐっとやる気が出ます。私が工場勤務を続けながら、転職せずに宅建で副収入を得るまでのリアルな話は、こちらの記事にまとめています。

  • 宅建を取って副業の月収がどう変わったのか実体験で知りたい方
  • 転職しないで宅建を活かす具体的な副業の選択肢を知りたい方
  • いま直前期で、まず模試の点数を伸ばしたい方