「そろそろ予想模試を買おうと思って本屋に行ったら、TAC・LEC・日建学院……色々あって、どれを買えばいいのか分からなかった」
「難易度や解説のわかりやすさって、それぞれどう違うの?」
「有料の会場模試を何回も受ける予算はないけれど、市販の予想模試だけで大丈夫?」
過去問が一通り終わって、いざ「直前期の総仕上げ」に入ろうとしたとき、最初にぶつかるのがこの「模試選び」です。書店の宅建コーナーで30分立ち尽くして、結局買わずに帰ってきた経験、ありませんか?(私はあります・笑)
先に結論をお伝えします。市販の予想模試は、どれか1つが絶対の正解というわけではありません。「今の自分の実力(過去問の完成度)」と「残り日数」に合わせて、買う冊数と順番を決めるのが正解です。
この記事では、群馬の工場で働きながら完全独学で45点を取って一発合格した私(ゆう)が、実際にすべて自腹で購入して解き倒した主要3社(日建・LEC・TAC)の予想模試を、ポジショントークなしの本音で比較します。価格・収録回数・難易度まで全部出すので、この記事だけで「まず何を買えばいいか」が決まるはずです。
この記事には、広告(アフィリエイトリンク)を含みます。ただし、紹介しているのは私が受験生時代に実際に自腹で購入し、解き倒した模試だけです。使っていないものを「おすすめ」として並べることはしていません。
※当サイトは、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
この記事でわかること
- 実際に解いたからこそ言える、市販予想模試3冊のリアルな難易度・価格・特徴
- 一目で自分に合うものがわかる「3社比較まとめ表」
- 残り日数別「何冊買えばいいか」フローチャート
- お金をかけずに現在地を測る「0円模試」との組み合わせ方
※「模試をもう解いて、点数が出て焦っている」段階の方は、選ぶ話よりも復習の話が必要です。間違えた問題の具体的な潰し方は、別記事の宅建の予想模試で点数が取れない時の復習法にまとめています。先にそちらをどうぞ。
1. 実際に解き倒した3冊の市販予想模試・本音レビュー

私が受験生時代に実際に解いた、書店で手に入る主要3冊の正直なレビューです。「これから1冊目を買う人」が判断できるように、価格・収録回数・どんな人向きかを明確にしておきます。
① 日建学院「宅建士直前予想模試」:最初の1冊におすすめ(難易度:中)
- おすすめ度:★★★★★
- 収録回数:3回分
- 価格:1,540円(税込)
実際に解いた感想
本試験の難易度や問題の雰囲気に最も近かったのが、この日建学院の模試です。
解説がシンプルで無駄がなく、法律初学者でも「なぜこれが間違いなのか」がすんなり頭に入る親切な設計でした。難しすぎず易しすぎず、本番のシミュレーションにちょうどいいバランス型です。
「とりあえず最初の1冊をどれにすればいい?」という方には、迷わずこれをおすすめします。 過去問を回してきた手応えを、初めて本番形式で試すのにちょうどいい一冊です。
② LEC「出る順宅建士 当たる!直前予想模試」:2冊目に最適(難易度:中〜やや難)
- おすすめ度:★★★★☆
- 収録回数:4回分(+最新過去問1回分・解説動画付き)
- 価格:1,760円(税込)
実際に解いた感想
法改正の情報や、その年のトレンドになる重要論点(統計など)が丁寧に網羅されています。
問題の質も標準的で、奇をてらった悪問(本番で絶対に出ないようなマニアックな難問)が少ない印象でした。解説がLECの看板テキスト「出る順宅建士」シリーズとリンクしているので、同シリーズを使っている方には特に相性がいいです。
日建学院を解き終えて「もう少し演習量を増やしたい」と思ったときの、2冊目にちょうどいい立ち位置です。回数も4回分と多めなので、しっかり数をこなしたい人にも向いています。
¥1,760 (2026/06/05 05:22時点 | Amazon調べ)ポチップ
③ TAC「あてる 直前予想模試」:腕試し・メンタル強化向け(難易度:高)
- おすすめ度:★★★☆☆
- 収録回数:4回分(+過去問1回分)
- 価格:1,760円(税込)
実際に解いた感想
3冊の中で、明らかに難易度が頭一つ抜けています。ひっかけの角度が鋭く、問われる知識もかなり細かいので、過去問を完璧にしたつもりで解いても、初見だと20点台を連発して心が折れかける可能性があります。
正直に言うと、私もこの模試では基準点に届きませんでした。最初に解いた回は31点。頭が真っ白になりました(笑)。
ただ、この「理不尽な難しさ」に慣れておくと、本試験の問題を見たときに「なんだ、TACより全然簡単じゃないか」と感じられて、本番で落ち着けます。メンタルの保険として効く一冊です。
ですので、これは1冊目には向きません。 基礎が固まっていて、さらに上を目指して腕試しをしたい人向けの「最後の1冊」です。
¥1,760 (2026/06/05 05:23時点 | Amazon調べ)ポチップ
2. 一目でわかる!市販予想模試3冊のキャラクターまとめ

3冊の特徴を比較表に整理しました。今の過去問の周回状況やレベルに合わせて選んでみてください。
| 予想問題集 | 価格 | 収録 | 難易度 | 解説の丁寧さ | 立ち位置 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日建学院 | 1,540円 | 3回 | 標準(本番に近い) | ★★★★★ | 最初の1冊。迷ったらこれ。 |
| LEC | 1,760円 | 4回 | 標準〜やや難 | ★★★★☆ | 2冊目。直前情報が手厚い。 |
| TAC | 1,760円 | 4回 | 難(ひっかけ多め) | ★★★☆☆ | 最後の1冊。腕試し・メンタル強化用。 |
💡 迷ったら、まずこの1冊
3冊を全部解いた私が「1冊だけ選ぶなら」と断言する、本番に最も近い予想模試です。過去問が一通り終わって、最初の腕試しをしたい段階の方は、まずここから始めれば間違いありません。
3. 結局、何冊買えばいい?残り日数別フローチャート

「3冊全部買うべき?それとも1冊で十分?」と迷う方のために、残り日数と過去問の仕上がり別に、買うべき冊数をまとめました。手を広げすぎて全部中途半端になるのが一番もったいないので、自分の状況に正直に選んでください。
Q. 本番まで残りどれくらい? 過去問の仕上がりは?
├─ 残り2週間以下/模試が初めて
│ 👉 日建学院「1冊」だけ。
│ 新しく手を広げず、3回分をしっかり解いて復習する方が点は伸びます。
│
├─ 残り1ヶ月/過去問はある程度仕上がっている
│ 👉 日建学院 + LEC の「2冊」。
│ 本番に近い日建で土台を作り、LECで演習量と直前情報を上乗せ。
│
└─ 残り1.5ヶ月以上/過去問は8割取れて余力あり
👉 日建 + LEC + TAC の「3冊」。
難易度を段階的に上げて、最後にTACで難問耐性をつける。
なぜ「日建 → LEC → TAC」の順なのか
複数買う場合、解く順番は難易度の低い順が鉄則です。
私自身、ここで順番を間違えかけました。難しいTACをいきなり解いて31点を取り、焦って復習もせず翌日にもう1回TACを解いて34点……と、自分でメンタルを削るループにハマったことがあります(笑)。
最初から難しい模試に当たると、ただ自信を失うだけで終わります。簡単な日建で「解ける感覚」を作ってから、徐々に負荷を上げていく方が、挫折せずに実力が積み上がります。順番、本当に大事です。
複数解くと「今年の最重要論点」が見えてくる
複数社の模試を解む最大のメリットは、各社が共通して出している論点があぶり出されることです。
日建でもLECでもTACでも、形を変えて何度も出てくるテーマがあります。それは「各社のプロ講師が、こぞって『今年はここが出る』と予想している頻出エリア」ということ。私はこれをふせん1枚にまとめて、本番前日に総ざらいしました。複数買うなら、この「共通論点メモ」はぜひ作ってみてください。
4. 市販模試とあわせて使いたい「0円模試」

市販の予想模試は自宅で解くものですが、独学の弱点は「全国の受験生の中で、今の自分がどのポジション(順位・偏差値)にいるのか分からないこと」です。
これを無料で補えるのが、大手予備校のLECが毎年実施している「0円模試」です。LEC公式によると、本試験の約3ヶ月前にあたる7月中旬に、本試験と同じ形式の50問で実施される模試で、会場受験も自宅受験も選べます(自宅の場合はWeb上で受験・成績表閲覧まで完結)。完全無料なのに、後日マイページで全国の偏差値・順位・設問ごとの正答率まで確認できるのが特長です。
特に大きいのが「正答率データ」。全体の正答率が高いのに自分が落とした問題=みんなが取れているのに自分だけ落とした問題が一目で分かるので、本番までに最優先で潰すべき弱点がハッキリします。これは市販模試では手に入らない情報で、独学者にとって一番ありがたいポイントです。
ただ、会場模試を受けるべきか、0円模試で十分か、トータルでいくらかかるのか……という話は、それだけで1記事ぶんのボリュームになります。0円模試の申し込み時期(例年7月中旬ごろ開始・実施日は年度ごとに変わるので公式サイトで要確認)や、私が市販模試+0円模試で総額を8,000円に抑えた費用の内訳、会場模試にお金をかけなかった理由まで、こちらの記事に詳しくまとめました。
→ 宅建の公開模試は受けた方がいい?独学45点合格者が「市販模試+0円模試」で総額8,000円に抑えた方法
5. まとめ:模試は「買って終わり」じゃない

最後に、これから模試を買う方に向けて、選び方のポイントを整理します。
- 最初の1冊は日建学院(本番に最も近く、解説がシンプル)
- 冊数は残り日数で決める(2週間なら1冊、1ヶ月なら2冊、1.5ヶ月以上なら3冊)
- 複数買うなら「日建 → LEC → TAC」の易しい順に解く
- 0円模試で全国順位も無料で測っておく
そして、これが一番大事なのですが──模試は「買って解くこと」がゴールではなく、解いた後の復習で合否が決まります。
私自身、TACで31点という最低点を取りながら、間違えた問題を一つずつ潰して本番では45点まで持っていけました。点数が悪くても、諦める必要は1ミリもありません。模試を解いた後の具体的な復習手順(3色仕分け・過去問道場の使い方)は、こちらの記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい
- 模試を解いて点数が伸びず焦っている方へ。間違えた問題の具体的な潰し方はこちら → 宅建の予想模試で点数が取れない時の復習法|直前1ヶ月の点数爆上げ術
- 過去問の答えを覚えてしまって「これ意味あるのかな」と焦っている方はこちら → 宅建の「過去問の答えを覚えてしまった」と焦る人へ|独学45点合格者が実践した3つの過去問演習法