「宅建の勉強スケジュール、どう組めばいいの?」
「平日2時間・休日5時間」とは書いてある。でも、それっていつ、何をやるの? 仕事・子育て・家事をこなしながら、具体的にどう時間を作ればいいか。そこまで答えている記事は、ほとんどありません。
私は工場勤務・子育て中の環境で、独学10ヶ月で宅建に一発合格しました。自己採点は45点。合格点37点に対して+8点の余裕がありました。
ただ、使えた時間は朝4時〜6時の2時間だけでした。
この記事では、10ヶ月間のリアルなスケジュールを月ごとに全て公開します。「いつ・何を・どのくらいやったか」を、実際の教材名と学習法まで含めてお伝えします。
- 2024年度宅建試験に独学で一発合格(自己採点45点/合格点37点)
- 工場勒務12年目・子育て中のパパ
- 勉強時間は朝4時〜6時の2時間がメイン
- 宅建士・FP2級を保有
スケジュールを組む前に「そもそも独学で受かるの?」と不安な方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
10ヶ月間の全体スケジュール一覧

まず結論として、10ヶ月間でやったことの全体像をお見せします。
| 月 | やったこと | 使った教材 | 机に向かう時間 |
|---|---|---|---|
| 12月 | メタ学習(1週間)→ 宅建業法の学習開始 | トリセツ参考書+分野別問題集 | 約2時間 |
| 1月 | 宅建業法を徹底的に | トリセツ+棚田行政書士YouTube | 約2時間 |
| 2月 | 宅建業法の仕上げ → 民法開始 | トリセツ+東京ジョースクール | 約2時間 |
| 3月 | 民法を続行 | トリセツ+YouTube | 約2時間 |
| 4月 | 民法の仕上げ → 法令上の制限へ | トリセツ+アコ課長YouTube | 約2時間 |
| 5月 | 法令上の制限 | トリセツ | 約2時間 |
| 6月 | 税その他 → 全体の復習開始 | トリセツ | 約2時間 |
| 7月 | 年度別の過去問演習を開始 | TAC わかって受かる(12年分) | 約2時間 |
| 8月 | 過去問2〜3周目 + 弱点潰し | 過去問+LEC逆とき式 | 約2時間 |
| 9月 | 予想模試 + テキストの総復習 | 日建学院・LEC・TAC予想模試 | 約2時間 |
| 10月 | 直前対策 → 本番 | 全教材 | 約2時間 |
机に向かう時間は毎朝約2時間で一定です。
ただし、これはあくまで「朝に机に向かう時間」だけの話です。通勤中・休憩中・寝かしつけ中の隙間時間にもスマホで復習していたので、実際の学習時間はもう少し長くなります。
1日の量を増やすのではなく、10ヶ月間「毎朝2時間を絶対に確保する」ことだけを決めました。
時間が短いからこそ、何をやるかの順番が重要でした。科目の順番については、この記事の後半で詳しく説明します。
✅ 「宅建に合格したらどう活かせばいい?」という疑問は、こちらの記事で詳しく解説しています。
【月別】実際に何をどう進めたか

12月|まず「試験の全体像」を1週間かけて把握する
勉強を始める前に、1週間だけ「宅建とはどんな試験か」を調べることだけに使いました。
- 試験の科目・配点・合格ラインを紙にまとめる
- 合格者のブログや動画を3〜5本見る
- テキストの目次を眺めて「全部で何ページあるか」を確認する
このとき初めて、宅建の試験が「50問・四肢択一・2時間」という形式だと知りました。まず全体像を知ってから始める、これを「メタ学習」と呼んでいます。
宅建の勉強をこれから始める方は、こちらの記事でメタ学習や勉強の順番について詳しく解説しています。
1月〜2月前半|「宅建業法」を徹底的にやり込む
宅建業法だけを深掘りする期間です。
宅建業法は試験50問中20問を占める最重要科目です。ここを得点源にできれば、合格がぐっと近づきます。
- 4:10〜4:40:前日の復習(前日に解いた問題の復習+間違えた場合は該当箇所の参考書も読む)
- 4:40〜5:30:トリセツ参考書で該当箇所を読む → 分野別問題集を3問解く → 間違えた問題の解説をテキストで確認
- 5:30〜6:00:暗記事項の整理
1日に進む量は「問題集3問」が目安です。
トリセツの宅建業法の問題集は全100問。3問ずつ進めると、1ヶ月ちょっとで1周できる計算になります。ただし、体調や残業で毎日必ず進められるわけではありません。「進めない日があっても取り戻せる」ペースとして3問を基準にしていました。
問題を解くだけでは足りない|暗記も並行して進める
宅建業法は「問題を解いて覚える」だけでは対応しきれない暗記事項があります。
代表的なのが35条書面(重要事項説明書)と37条書面(契約書)の記載事項です。「35条書面に書かなければいけない項目は何か」「37条書面にしか書かない項目は何か」といった内容は、問題を解くだけでなく表にまとめて繰り返し見る作業が必要でした。
私はトリセツの「暗記ポイント!」「覚えよう!」セクションをスマホで撮影して、通勤中に繰り返し見ることで少しずつ定着させていきました。
棚田行政書士のYouTubeは、テキストだけでは意味がつかめないときの「補助教材」として使いました。例えば「クーリング・オフが使える条件がいまいちピンとこない」という箇所を動画で見ると、具体的な場面でイメージできるようになりました。
2月後半〜4月|「民法」は焦らず時間をかける
2月後半から民法に入ります。
民法は14問配点で、宅建業法の次に重要です。ただし、内容が抽象的で難しい。「契約の解除」「債務不履行」「抵当権」など、日常生活でなじみのない言葉が続きます。
初学者がつまずきやすい典型例:
「AがBに対して売買契約を結んだ。その後、Cが現れて…」というような問題文。最初は人物関係が追えずに混乱します。
私がやったのは、問題を解くたびにノートに人物関係図を手書きすること。「A→B(売買)→C(転売)」と矢印を書くだけで、頭の中が整理されました。
民法の1日の問題数は「2問」に落としました。
宅建業法より考える時間が必要なのと、体調や残業で進められない日もあるので、無理のないペースを優先しました。問題集は全100問なので、2問ずつでも2ヶ月かければ1周できる計算です。
4月後半〜5月|「法令上の制限」は暗記との戦い
民法が一段落したら、法令上の制限に入ります。
都市計画法・建築基準法・農地法など、実務経験がない人には馴染みのない専門用語ばかりです。
試験問題の例をひとつ。
「第一種低層住居専用地域内において、高さ8mの建築物を建てる場合、原則として都市計画で定められた容積率の限度内でなければならない」
…これを読んで、すぐに意味が取れる方はほぼいません。「第一種低層住居専用地域ってどこ?」「容積率って何?」というところから始まります。
問題数は1日2問が目安。ただし暗記の時間が別途必要です。
特に重いのが用途地域の暗記です。「第一種低層住居専用地域では何が建てられるか」「工業地域では何が建てられないか」という組み合わせを、13種類の用途地域分覚えなければなりません。
これは宅建業法の35条・37条書面と同じ要領で、表にまとめてスマホで撮影 → 隙間時間に繰り返し見る方法で対応しました。問題を解く時間に加えて、暗記確認の時間を毎朝10〜15分確保するイメージです。
6月|「税その他」は1ヶ月で仕上げる
法令上の制限が終わったら、税その他に入ります。
税その他は配点8点ですが、暗記中心で取り組みやすい科目です。不動産取得税・固定資産税・印紙税・贈与税など、「この税率は何%か」「非課税になる条件は何か」といった知識を覚えていくイメージです。
1日2問ペースで1ヶ月あれば1周できます。
また6月は、宅建業法・民法・法令上の制限の全体復習も並行して始めます。大量記憶法のスケジュール表を見ながら、「今日復習すべき問題」を毎朝確認してから新しい範囲に進む流れです。
7月〜8月|「年度別過去問」に完全移行する
7月からは教材を切り替えます。
それまでの分野別問題集は「科目ごとに問題が並んでいる」練習です。年度別過去問は「本番と同じランダムな順番で50問を解く」練習になります。ただし、分野別の復習は並行して続けていました。知識の穴を放置したまま過去問だけ回しても、同じミスを繰り返すだけだからです。
初めて年度別過去問を解いたときのスコア:31点(合格ライン36点に5点不足)。
ここで焦りました。でも、「合格者はほとんど7月時点では30点台前半から始まる」という情報を事前に調べていたので、パニックにはなりませんでした。
【失敗談】過去問は最新年度から始めてしまった
私は2024年度受験だったので、手元の最新は2023年度でした。そして最新年度から順番に解き始めてしまいました。
試験が近づいてから、少し後悔しました。
理由は、最新年度の問題を序盤に「消費」してしまったからです。
近年の過去問ほど本番に近い難易度・出題傾向になっています。その一番貴重な問題を、まだ実力が固まっていない7月に使ってしまうのはもったいない。直前期に初見で解ける「本番に最も近い模擬試験」として取っておくべきでした。
これから始める方へのアドバイス:過去問は古い年度から解いてください。
| タイミング | 使う年度 | 理由 |
|---|---|---|
| 7月〜8月前半 | 古い年度から順番に | シンプルな問われ方が多く、正答率が上がりやすい。自信をつけながら進められる |
| 8月後半〜9月 | 中間の年度 | 難易度が上がり、本番への慣れが進む |
| 試験直前(9月末〜) | 最新年度 | 本番に最も近い難易度。初見で解ける状態で模擬試験として使い切る |
過去問1年分を解く → 採点 → 間違えた問題をスマホで撮影 → 翌日以降に復習
このサイクルを、8月末までに12年分(=12回分)回しました。
1日のスケジュール|朝4時起き、出勤前の2時間だけ

ここが一番聞かれるポイントなので、1日のリアルなスケジュールを公開します。
| 時間帯 | やること |
|---|---|
| 4:00 | 起床 → 何も考えずにコーヒーを淹れる ☕ |
| 4:10〜4:40 | 前日の復習(大量記憶法のスケジュールに沿って) |
| 4:40〜5:50 | 新しい範囲の学習(問題集 → 解説 → テキスト) |
| 5:50〜6:00 | やった問題と解説をスマホで撮影📱 |
| 通勤中 | YouTube動画を音声のみで視聴 |
| 会社の休憩 | スマホに保存した問題を確認 |
| 帰宅〜就寝 | 家族の時間。勉強はしない |
| 寝かしつけ中 | スマホの撮影画像をチェック |
朝4時に起きるコツ
正直に言います。最初は全然起きられませんでした。
しかも家族と同じ部屋で寝ているので、アラームの音で起こすわけにはいきません。
解決策は、Apple Watchの振動アラームでした。
手元で振動するだけなので、家族を起こさずに自分だけ起きられます。スマートウォッチを使った起床は、家族と同居している社会人には本当におすすめです。
ただ、最初は起きられても二度寝してしまうことが何度もありました。
そこで意識したのが、「朝起きて最初の動作を固定する」こと。
私の場合は「何も考えずにコーヒーを淹れる」。思考が入る前に体を動かしてしまえば、自然にスイッチが入りました。
二度寝してしまった日は罪悪感がありましたが、自分を責めすぎないことも大事です。回数を重ねれば、体が慣れて起きられるようになります。
ちなみに、この「朝4時起き」の習慣は、合格後に一番の財産になりました。そのまま副業ライターの作業時間になっていて、今もこの時間に仕事をしています。
「サボりたい」日の対処法
10ヶ月間、やる気があった日ばかりではありません。
サボりたいと思った日でも、復習だけは絶対にやりました。
スマホに撮影した過去問のストックがあるので、机に向かえなくても、スマホで1問確認するだけでも「今日はやった」と言えます。
大事なルールは1つだけ。
「勉強をゼロにする日は、試験日まで絶対に作らない」
5分でもいい。過去問1問でもいい。何もしない日だけは作らない。これだけは10ヶ月間、守り通しました。
スマホ撮影学習法|テキストを持たずに復習できる

やり方
- 朝の勉強で解いた問題と解説ページを全て撮影する
- 撮影前に、解説の余白にテキストの周辺知識を書き込む(「トリセツp.58参照」「一般媒介は複数OK、専任は1社のみ」など)
- カメラロールのアルバム機能で問題番号ごとにフォルダを作る(「1〜3」「4〜6」「7〜9」…という形で管理)
- 休憩時間・通勤中・寝かしつけ中にスマホだけで復習
具体的に「何を」どう撮影していたか
私の場合、全問撮影していました。間違えた問題だけではありません。
1日の流れはこうです。
毎朝2〜3問解く → テキストで周辺知識を確認して解説の余白に書き込む → 問題文・解説ページをそれぞれ撮影 → フォルダに保存
フォルダの中の並びは「問題1→解説1→問題2→解説2→問題3→解説3」の順。スマホを左にスライドするだけで答え合わせが完結する仕組みです。

実際の解説ページ
これを10ヶ月続けた結果、問題集1冊まるごとがスマホの中に入っている状態になりました。
なぜ全問撮影するのかというと、「正解した問題」も時間が経てば忘れるからです。全部スマホに入っていれば、どこでも・どの問題でも・すぐ確認できます。
この方法は「勉強期間」に合わせてアレンジする
ただし、この「全問撮影」はあくまで10ヶ月という勉強期間があったからこそ成り立つ方法です。
残り期間に合わせてアレンジしてみてください。
| 残り期間 | おすすめのアレンジ |
|---|---|
| 6ヶ月以上 | 全問撮影。問題集まるごとスマホに入れていく |
| 4〜5ヶ月 | 正解した問題は2〜3日後に確認してOKなら削除。間違えた問題だけ残す |
| 3ヶ月以下 | 間違えた問題だけ撮影。復習の回転速度を最優先にする |
大事なのは「撮影する・しない」ではなく、**「隙間時間を復習に使える仕組みを持っているかどうか」**です。
期間が短いほど1枚あたりの情報密度を上げる必要があります。解説の余白メモを丁寧に書き込んでおくと、1枚見るだけで完結する復習カードになります。
なぜ効果的なのか
- テキストや問題集を持ち歩かなくていい(工場勤務で荷物は最小限にしたい)
- 隙間時間をすべて復習に変換できる(通勤中、休憩時間、子どもの寝かしつけ中)
- 解説に自分のメモを書き込んでから撮影するので、1枚の画像に必要な情報が全部まとまっている
特に「寝かしつけ中にもできる」のは、子育て中のパパ・ママにとっては大きいはずです。暗い部屋でスマホの画面を見るだけで復習が完了します。
勉強の順番|科目ごとの戦略【これで合否が決まる】

10ヶ月のスケジュールを見て気づいたかもしれませんが、科目の順番は「宅建業法 → 民法 → 法令上の制限 → 税その他」です。
この順番には明確な理由があります。
| 順番 | 科目 | 配点 | 期間 | 理由 |
|---|---|---|---|---|
| ① | 宅建業法 | 20点 | 12月〜2月(3ヶ月) | 配点最大。最初にやって繰り返し回数を稼ぐ。ここを完璧にすることが合格の最低条件 |
| ② | 民法(権利関係) | 14点 | 2月〜4月(3ヶ月) | 難しいがじっくり時間をかけられる時期にやる。「考えて解く」感覚を養う |
| ③ | 法令上の制限 | 8点 | 4月〜5月(2ヶ月) | 暗記科目。見慣れない専門用語が多く、最初にやると挫折リスクが高い。後半なら「もう引けない」ので続けられた |
| ④ | 税その他 | 8点 | 6月(1ヶ月) | 暗記で取れる。直前期に詰め込んでも間に合う |
「宅建業法20点」がどれほど重要か
合格ラインは例年32〜37点(50点満点)です。
仮に宅建業法で18点(20問中18問正解)を取れれば、残り32点中19点を取るだけで合格できます。つまり、残り3科目の正答率は60%で届く計算になります。
逆に、宅建業法で12点しか取れないと、残り3科目で25点必要になります。これは非常に厳しい。最初の3ヶ月で宅建業法に全力を注ぐことが、合格への最短ルートです。
なぜ「法令上の制限」は後にしたのか
「用途地域」「開発許可」「容積率」…初学者がいきなりここから始めたら、間違いなく挫折します。
だから、宅建業法と民法を終えた後の4月以降にこの科目を回したのは正解でした。 そのころには試験慣れもしてきているので、「意味のわからない言葉でも問題集を繰り返せば頭に入る」という感覚が身についています。
最初にやっていたら、確実にここで投げ出していたと思います。科目の順番は「挫折しない設計」だと思ってください。
✅ 独学で合格できる理由と実体験はこちらで詳しく書いています。
学習管理は「大量記憶法」で仕組み化した

10ヶ月間、スケジュール通りに進められた最大の理由は、「大量記憶法」で学習管理を仕組み化していたからです。
大量記憶法とは、学んだ内容を忘却曲線に沿って計画的に復習するスケジュール管理法です。
大量記憶法の詳しい解説はこちらから。
具体的な流れ
- 新しい範囲を学習する
- その半日後に復習
- 翌日に復習
- 2日空けて復習 →3日後 → 4日後…
実際の管理表イメージ(1月の例)
「1/6に媒介契約を3問学習した」場合、復習スケジュールはこうなります:
| 復習間隔 | 日付 | やること |
|---|---|---|
| 最初 | 1/6朝 | 撮影した3問をスマホで見返す(5分) |
| 0.5日 | 1/6夜 | もう一度スマホで確認(5分) |
| 1日 | 1/7 | 問題集を再度解いてみる(15分) |
| 2日 | 1/9 | 正答できるか確認(10分) |
| 3日 | 1/12 | 仕上げ確認(5分) |
実際に使用していた表

これを表で管理していました。毎朝4:10に起きたら、まず「今日の復習欄」を確認してから勉強を始める。何を復習するかが表で決まっているので、迷いゼロです。
最初は表を作るのが面倒に感じるかもしれません。でも一度作ってしまえば、10ヶ月間「今日何をやるか」で悩む時間がゼロになります。 この仕組みを作ったことが、10ヶ月完走できた最大の理由だと思っています。
問題集は試験2ヶ月前に終わらせる
1つだけ注意点があります。分野別の問題集は、試験の2ヶ月前(8月頃)までに一通り終わらせておくのが目安です。
理由は、8月以降は年度別の過去問と予想模試に集中したいから。
早すぎても記憶の維持が大変ですし、遅すぎると過去問を回す時間がなくなります。2ヶ月前が、ちょうどいいバランスでした。
なぜ「朝」がいいのか?夜型で失敗した経験

実は、最初は夜に勉強していました。
子どもを寝かしつけた後、21時から23時くらいまでテキストを開いていた時期があります。
夜型で起きた問題
- 勉強が終わっても脳が覚醒して、すぐに寝付けない。 布団に入ってから1時間以上目が冴えてしまう日もあった
- 想定以上に睡眠時間が短くなる。 4〜5時間しか寝られない状態が続いた
- 仕事中ずっと寝不足。 工場のラインに立ちながら眠気と戦う毎日
- 家族との時間がなくなった。 子どもにも寂しい思いをさせていた
- 集中力が低い。 1日の疲労が溜まった夜は、テキストの文字を目で追うだけで頭に入らない
これではまずいと感じて、夜型を完全にやめて朝型にシフトしました。
朝型に変えて起きた変化
切り替えた直後は、やはり起きるのが辛い日が続きました。
でも続けていくうちに、「朝の方が明らかに頭に入る」「思考がすらすら動く」と実感しました。
これは脳科学的にも裏付けがあります。
起床後の脳は、睡眠中に情報が整理されてリフレッシュされた状態です。さらに、起きてから30分〜45分でコルチゾール(覚醒ホルモン)の分泌が急増し、集中力・判断力を司る前頭前野が活性化します。
つまり、起床後の2〜3時間は「脳のゴールデンタイム」。
加えて、朝は「出勤まで」というタイムリミットがあるため、自然と集中力が上がります(締め切り効果)。
「朝は忙しいから勉強できない」と思うかもしれません。でも、夜に1時間ダラダラやるより、朝に30分集中した方が確実に効率がいいです。これは、10ヶ月間やって間違いないと断言できます。
旅行中も「ゼロの日」は作らなかった

10ヶ月間の勉強期間中、家族旅行もありました。
旅行中の実際のやり方
夕食前に子どもたちと温泉に入り、子どもを寝かしつけた後の30分。布団の中でスマホを開いて「今日の復習欄」の問題を確認するだけです。テキストも問題集も持って行っていません。
旅行の翌日に「昨日1問もやらなかった」という罪悪感を引きずらなくて済んだのは、スマホさえあればどこでも復習できる仕組みを作っていたからです。
場所が変わっても、仕組みが同じだから続けられる。
これがスマホ撮影学習法と大量記憶法を組み合わせた最大のメリットです。
まとめ|あなたのスケジュールを組む3ステップ

最後に、この記事を読んで「自分もスケジュールを組もう」と思った方に、3ステップでまとめます。
ステップ1:試験日から逆算して使える月数を確認する
2026年度の試験は10月。今から始めれば、十分な学習期間があります。
| 開始月 | 使える月数 | 余裕度 |
|---|---|---|
| 4月 | 6ヶ月 | ★★★★☆ 十分。王道プラン |
| 5月 | 5ヶ月 | ★★★☆☆ やや駆け足だが合格圏内 |
| 6月 | 4ヶ月 | ★★☆☆☆ 毎日3時間は確保したい |
| 7月〜 | 3ヶ月以下 | ★☆☆☆☆ 厳しいが不可能ではない |
ステップ2:1日の中で「固定できる時間」を決める
勉強量よりも、勉強する「タイミング」を固定する方が100倍大事です。
「やる気がある日にやる」は絶対に続きません。「朝4時〜6時」「夜21時〜22時」など、毎日同じ時間に机に向かうことを最優先にしてください。
ステップ3:科目の順番を決めて、最初の1冊を開く
迷ったら、この順番で始めてください。
- 宅建業法(まずここを完璧に)
- 民法(じっくり時間をかける)
- 法令上の制限(暗記。後半にやった方が挫折しない)
- 税その他(直前暗記で間に合う)
テキスト選びで迷っている方は、こちらの記事を参考にしてください。
✅ 勉強を何から始めればいいかわからない方は、こちらの記事でステップを解説しています。
スケジュールは、完璧に組む必要はありません。
大事なのは、「今日からとりあえず始めること」と「ゼロの日を作らないこと」。
この2つだけ守れば、工場勤務の父親でも、朝4時起きの2時間だけで、宅建は独学で取れました。
今日やることは1つだけです。
トリセツの問題集を開いて、宅建業法の問1の問題と解説を読む。
スケジュールは読み終えてから組めばいい。教材が手元にない方は、今日注文してください。
今日が一番早いスタートです。