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「宅建の問題集って、結局どれを買えばいいんだろう」
「分野別と年度別、両方いるのかな」
テキストが決まった後に、もう一度迷うのがここだと思います。
先に結論を書きます。最初に買うべきは分野別過去問1冊だけ。年度別と一問一答は、必須ではありません。
こんにちは、ゆうです。群馬県の自動車部品メーカーで工場勤務をしながら、独学で2024年度の宅建試験に一発合格しました(自己採点45点/合格基準点37点)。
私は問題集を4種類買いました。そのうち2冊は、正直なくても受かったと思っています。この記事では、買った人間の立場から、何が必要で何が不要だったかを正直に書きます。
1. 宅建の問題集は4種類ある

まず全体像です。問題集と一口に言っても、役割がまったく違う4種類があります。
| 種類 | 役割 | 使う時期 | 必要度 |
|---|---|---|---|
| 分野別過去問 | 科目ごとに知識を定着させる | 最初から最後まで | 必須 |
| 年度別過去問 | 本番形式で50問通して解く | 中盤〜直前期 | 任意(無料で代用可) |
| 一問一答 | 用語と基本ルールに慣れる | 学習初期 | 任意 |
| 予想模試 | 初見の問題で現在地を測る | 直前期 | 必須 |
必須は分野別過去問と予想模試の2つです。私が「なくても受かった」と思っているのが、年度別と一問一答の2つになります。
2. 分野別と年度別、どっちを買う?

一番多い迷いがここだと思います。結論は分野別が先、年度別は後です。
分野別過去問|知識を「覚える」ための教材
過去問が科目・論点ごとに並べ替えられた問題集です。「宅建業法の媒介契約だけを集中して10問解く」といった使い方ができます。
同じ論点をまとめて解くので、間違えた理由がその場で分かりやすいのが最大の利点です。知識を定着させる段階では、これ以外の選択肢はありません。
私は10ヶ月間、この分野別過去問を軸に勉強していました。1問を間隔を空けて10回以上繰り返す進め方(大量記憶法)で、最後まで回し続けています。
年度別過去問|本番形式で「試す」ための教材
過去問が実際の試験と同じ50問・年度ごとの並びで収録されたものです。2時間通して解くことで、時間配分と出題順の感覚をつかめます。
ただし、知識が固まる前に手を出しても意味がありません。 1年分の中に全科目がバラバラに出てくるので、分野別を仕上げていない段階でやると、解説を読んでも整理できないまま終わります。
買う順番
分野別 → 年度別 → 予想模試。この順番は動かさないほうがいいです。
宅建の問題集は、この順番でそろえる
分野別過去問
覚える
年度別過去問
慣れる
予想模試
測る
買うのは、実線で囲んだ2冊で足ります。点線の年度別過去問は、無料の過去問サイトで代用できます。私は4種類そろえましたが、使い切ったのは分野別と予想模試の2つだけでした。
3. 【正直な話】年度別過去問は、買わなくてもよかった

私は年度別過去問を買って、12年分を解きました。効果はありました。ただ、買わずに済ませる方法があったとも思っています。
無料の過去問サイトで代用できる
年度別の過去問は、無料のサイトで解けます。年度を指定して、本番と同じ50問に取り組めます。解説も付いています。
紙で解きたい人は買えばいいですが、スマホで十分という人は無料で構いません。私も直前期は無料サイトを併用していました。
そもそも、そこまで手が回らない人もいる
もう1つ理由があります。私は朝2時間を10ヶ月続けて、分野別を何周も回したうえで年度別に入りました。
でも、仕事や育児の状況によっては、分野別を仕上げるだけで直前期を迎える人もいます。その場合、年度別に手を出すより、分野別の精度を上げてから予想模試で本番形式に慣れるほうが確実です。
年度別は「余裕があればやるもの」。この位置づけで問題ないと思います。
4. 一問一答も、途中で使わなくなりました

もう1冊、なくてもよかったのが一問一答です。
買って隙間時間に使っていましたが、中盤で開かなくなりました。理由は、分野別過去問の復習管理で手一杯になり、教材を2つ並行して管理できなくなったからです。同じ10分なら、分野別の復習に使ったほうが点になると判断しました。
ただし、学習の初期に限れば効果はあると思っています。詳しくはこちらに書きました。
5. 予想模試だけは、必ず買ってください

ここは逆に、絶対に削らないでほしい教材です。
私は過去問を何周もして、初見の過去問でも40点以上を安定して取れる状態になっていました。それなりに自信もありました。ところが市販の予想模試を開いたら、合格基準点すら割る回が何度もあったんです。
過去問は答えを覚えていた分、できる気になっていただけでした。初見の問題で叩きのめされて、初めて本当の現在地が分かりました。この経験がなければ、本番で足元をすくわれていたと思います。
過去問=覚えるための教材、予想模試=測るための教材です。役割が違うので、代わりにはなりません。
6. 私は「問題集に一元化」していました

問題集の使い方で、一番効果があったと感じているのがこれです。
テキストで調べたことを、問題集の余白に書き込む
私の勉強の流れはこうでした。
- 分野別過去問を解く
- 解説を読む
- 解説だけで腑に落ちない場合、テキストの該当ページを開く
- テキストで確認した周辺知識を、問題集の解説の余白に書き込む
4番がポイントです。解説には書かれていないけれど、理解するのに必要だった情報を、その場で問題集に足しておきます。
こうしておくと、2回目以降の復習でテキストに戻る必要がなくなります。 同じ問題を10回以上繰り返す進め方をしていたので、毎回テキストを開いて該当ページを探していたら、それだけで膨大な時間を使っていたはずです。

一元化する媒体は、先に決めてください
大事なのは、情報をどこに集めるかを最初に決めておくことです。
- 問題集に一元化する:解くたびに書き込みが目に入る。復習の効率が上がる(私はこちら)
- テキストに一元化する:知識が体系順に並ぶ。通読するときに見返しやすい
どちらでも構いませんが、両方に分散させるのが一番よくありません。 「あの書き込みはどっちに書いたっけ」と探す時間が発生します。ノートを別に作るのも同じ理由でおすすめしません。
私は問題集をすすめます。宅建の勉強時間の大半は問題を解く時間なので、一番よく開くものに情報を集めるほうが、自然と目に入る回数が増えるからです。
問題集に一元化するなら、余白の量も見ておく
そして、ここが問題集選びに直結します。書き込む前提なら、余白があるかを買う前に確認してください。
解説がぎっしり詰まっていて余白がない本だと、書き込む場所がありません。行間に小さく書くことになって、復習のときに読めません。
私が使ったトリセツの分野別過去問は、余白が適度にあって書き込みやすい作りでした。書店で問題集を手に取るときは、解説ページの余白の量も一緒に見てみてください。
7. 問題集の選び方3つの基準

買う種類が決まったら、どの本を選ぶかです。基準は3つで十分です。
① テキストと同じシリーズにする
一番大事な基準です。テキストと問題集が同シリーズなら、解説を読んで分からないときに「テキストのどこを見ればいいか」がすぐ分かります。別シリーズだと、用語や説明の切り口が微妙に違って、探すだけで時間を使います。
私はトリセツのテキストと分野別過去問を組み合わせて使いました。
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② 必ず最新年度版を買う
宅建は毎年法改正があり、出題の根拠になるのは試験実施年度の4月1日時点で施行されている法令です。中古や前年度版は、改正部分がそのまま失点につながります。数千円の節約が、1年の遅れになりかねません。
③ 解説の厚さと余白を書店で確認する
問題集は、問題より解説を読んでいる時間のほうが長いです。選択肢1つずつに理由が書かれているか、書店で数ページ見てから決めてください。「正解は3。よって誤り」だけの解説だと、独学では手が止まります。
あわせて見てほしいのが余白です。前の章で書いたとおり、私は調べた内容を問題集に書き込んで一元化していました。書き込む前提なら、解説の周りに手書きできるスペースがあるかどうかで使い勝手が変わります。
8. よくある質問
Q. 過去問は何年分やればいい? 分野別過去問を1冊やり込めば、収録されている年数分(10〜12年分程度)に自然と触れることになります。年数を数えるより、同じ問題を何回繰り返したかのほうが重要です。
Q. 問題集は2冊以上必要? 分野別は1冊で十分です。2冊やるより、1冊を完璧にするほうが点になります。違う本に手を出すと、説明の切り口が変わって知識が揺らぎます。
Q. アプリだけではだめ? 本番は紙のマークシートで2時間50問です。紙で通して解く練習は、どこかで必ず必要になります。隙間時間はアプリ、休日は紙、という使い分けが現実的です。
Q. 問題集はいつ買う? テキストと同時です。「テキストを読み終えてから問題集」ではなく、最初から並行して使います。むしろ問題集を先に開くくらいでちょうどいいです。
9. まとめ:買うのは分野別と予想模試の2冊でいい

- 宅建の問題集は分野別・年度別・一問一答・予想模試の4種類
- 必須は分野別過去問と予想模試の2つ
- 年度別は無料の過去問サイトで代用できる。余裕があれば買う
- 一問一答は学習初期なら効果あり。中盤以降は分野別に一本化でいい
- 選ぶ基準は、テキストと同シリーズ・最新年度版・解説の厚さと余白
- 調べた知識は問題集の余白に書き込んで一元化する。2回目以降、テキストに戻る時間が消える
- 分野別は1冊をやり込む。2冊目を買うより繰り返すほうが点になる
私は4種類買って、そのうち2つは使い切りませんでした。最初から分野別と予想模試に絞っていれば、5,000円と管理の手間を節約できたと思っています。
「足りないかも」が、一番お金と時間を奪います
最後に、これから教材をそろえる方へ。
私が余計な2冊を買った理由は、はっきりしています。足りなかったらどうしようという不安です。1冊で足りる根拠を持っていなかったので、とりあえず揃えておこうとしました。
この不安は、直前期にもう一度やってきます。模試の点が伸びないと、他の問題集がやたら良く見える。私も書店で他社の本を手に取りました。買わずに済んだのは、そのとき手元の1冊をまだ完璧にしていないと分かっていたからです。
必要なのは教材を増やすことではなく、「これで足りる」という基準を先に持つことでした。
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