「YouTube、毎日見てるのに過去問が全然解けない」
宅建の勉強をしていて、こんな経験はありませんか?

実はぼくも同じでした。棚田、あこ課長、ゆーき大学…良さそうなチャンネルを片っ端から登録して、1日2時間流していた時期があります。
「宅建 YouTube」で検索すると6選、10選、15選…と山ほど出てきて、結局どれを見ればいいかわからない。そんな状態の方も多いのではないでしょうか?

最初に結論を言います。

迷ったら「棚田行政書士の不動産大学」と「国際弁護士Tokyo Joeの宅建講座」、この2つだけ登録すればOKです。

なぜか?

答えは、薄く広く10本見るより同じ動画を3回見る方が圧倒的に効くからです。YouTubeでの学習が定着しなかった原因は、チャンネルの選び方じゃない。本数の問題でした。

他にも良いチャンネルはあります。でも、初学者がやりがちな最大の失敗が「色々登録して、結局どれも中途半端」です。これ、過去のぼくがそうでした。

ぼくは、群馬県の自動車部品メーカーで15年以上工場勤務をしながら、2024年の宅建試験に独学で一発合格しました(自己採点45点/合格点37点)。勉強期間は10ヶ月、通勤・家事・子どもの寝かしつけ中はイヤホンでずっとYouTubeを流していました。

この記事では、その実体験をもとに:

  • なぜ「2選」なのか
  • 棚田+Tokyo Joeを使い倒す具体的な方法
  • 物足りなくなったら足す3つの補強チャンネル
  • ながら学習を最大化する5つのテクニック
  • 「動画を見たのに過去問が解けない」を防ぐ方法

をすべて書きます。この記事を読み終わったら、今すぐ2つのチャンネルを登録して、今日の通勤から流し始めてください。それだけで合格にぐっと近づきます。

【失敗談】「YouTube見まくる病」にハマっていた話

宅建 独学 YouTube

正直に書きます。

勉強を始めた最初の2ヶ月、ぼくはYouTube見まくる病にかかっていました。

棚田行政書士、宅建みやざき塾、あこ課長、ゆーき大学、Tokyo Joe…良さそうなチャンネルを片っ端から登録して、おすすめ動画を端から見ていく日々。

通勤30分、家事中、寝かしつけ、寝る前。1日2時間くらいYouTubeを流していた時期もあります。

「これだけ勉強してれば余裕で受かるだろ」と思っていました。

でも、ある日テキストの過去問を解いてみたら…全然解けない

動画では「ふんふん、なるほど」と納得していたのに、いざ問題を前にすると「あれ、これどっちだっけ?」となる。

「動画を見た時間」と「実力」がぜんぜん比例していなかったんです。

そこで気づきました。

薄く広く10本見るより、同じ動画を3回見る方が圧倒的に効く。

これに気づいてから、ぼくはチャンネルを2つに絞りました。棚田行政書士の不動産大学と、Tokyo Joeの宅建講座です。

結果、勉強の手応えが激変しました。「あの先生はこう説明してた」「あの動画のあの場面で言ってた」と、知識が頭の中で繋がるようになったんです。

だからこの記事では、はっきり書きます。初学者は2つでいい。むしろ2つの方がいい。

そもそもYouTubeは「サブ教材」だと割り切る

具体的なチャンネル紹介の前に、もう一つ大事なことを。

YouTubeだけで宅建に合格するのは、かなり難しいです。

メイン教材補助教材
テキスト(体系的なインプット)YouTube(理解を深める)
過去問(アウトプット)YouTube(苦手分野の克服)

動画は1本完結なので、全体像を自分で組み立てるのが難しい。それに、動画を見るだけでは「わかった気」になって、実は手を動かせないことが多いです。

机に向かえる時間は、テキストと過去問。 通勤・家事・寝かしつけの「ながら時間」は、YouTube。

ぼくはこの使い分けで、1日2〜3時間の勉強時間を確保していました。

具体的なタイムスケジュール
  • 朝4:00〜6:00:テキスト+過去問(2時間)
  • 通勤中(片道30分):YouTube
  • 家事中・寝かしつけ:YouTube

1日の勉強時間の目安については別記事に書きましたが、ながら時間を勉強に変えるかどうかで、合否が大きく分かれます。

イヤホン1つで人生変わります。マジで。

まず登録すべき2チャンネル(これだけでOK)

宅建 独学 YouTube

ここから本題です。

①棚田行政書士の不動産大学|まず1チャンネル選ぶならコレ

チャンネル基本情報

項目内容
URLhttps://www.youtube.com/@fudousandaigaku
登録者数約25万人(宅建YouTube業界No.1)
更新頻度毎日18時更新、2019年から7年継続、2,500本超
1動画の長さ10〜20分
講師棚田健大郎(行政書士・元エイブル仲介手数料売上1位営業マン)
主な著書『紙一枚勉強法』(7万部ベストセラー)、TAC出版『棚田式宅建士超シンプル攻略テクニック』ほか多数

ぼくがこのチャンネルを推す3つの理由

理由1:覚え歌で楽しく暗記できる

棚田先生といえば覚え歌

宅建で覚えなきゃいけない数字や条文を、歌に乗せて覚えさせてくれます。

ぼくは今でも「キューティーハニー35条書面の歌」が口ずさめます。試験会場で35条書面の問題が出たとき、頭の中で歌が流れて、スラスラ答えられました(笑)。

「暗記が苦手」「条文を覚えられない」という人ほど、覚え歌は効きます。遊びながら覚える、これが最強です。

理由2:大量記憶法で「忘れない仕組み」を作れる

棚田先生が提唱している大量記憶法は、エビングハウスの忘却曲線をベースにした復習スケジュール表です。

「いつ、どの単元を、何回目の復習として解くか」を表にして可視化することで、忘れる前に復習できる仕組みになっています。

ぼくはこの大量記憶法を実際に使ったので、書籍も購入しました

大量記憶法

宅建は範囲が広い試験です。一度覚えても、放っておけば忘れます。大量記憶法は「忘れる前に思い出す」を仕組み化してくれるので、独学者には超ありがたいツールです。

理由3:実務エピソードで業法のイメージが湧く

棚田先生は元エイブルの仲介手数料売上No.1営業マン。現場のリアルなエピソードを絡めて宅建業法を解説してくれます。

「業法」って、テキストだけだと退屈で頭に入りにくいんですが、棚田先生の動画なら「ああ、現場ではこういう場面で使うのか」とイメージできる。これがめちゃくちゃ大きいです。

最初に見るべき動画は?

ぼくのおすすめは、「今日アップされた最新動画を見ること」です。

毎日18時に更新されるので、通知をオンにして、その日の動画から見始めるのが一番いい。これだけで「毎日宅建に触れる」習慣ができます。

過去動画は2,500本以上あって、全部見るのは不可能です。最新動画から始めて、苦手分野が出てきたら検索して関連動画を見る、これが現実的な使い方です。

動画数が膨大なので、「過去動画を頭から全部見る」をやってはいけません。100%挫折しま

今日の最新動画+苦手分野の検索動画」、この2軸で使ってください。

②国際弁護士Tokyo Joeの宅建講座|民法が苦手な人は絶対登録

チャンネル基本情報

項目内容
URLhttps://www.youtube.com/@tokyojoetakken
講師国際弁護士Tokyo Joe
経歴日米のロースクール卒業、日本&ニューヨーク州の弁護士、大学講師10年以上
出版翔泳社『宅建教科書 動画で学べる宅建士テキスト』(講義動画117本・36時間付き)
1動画の長さ30分前後(倍速で15〜20分)

宅建YouTube界で、ここまで権威性が高い講師は他にいません。

理由1:民法を本質から理解できる

宅建の民法って、暗記だけだと太刀打ちできないんですよね。

「なぜこの場合はAが勝つのか」「なぜこの権利は対抗できないのか」、本質を理解しないと、ちょっと条件が変わっただけで間違える。

Tokyo Joe先生は弁護士&大学講師として10年以上、法律を教えてきたプロです。「なぜそうなるのか」を分野横断で解説してくれるので、知識がバラバラじゃなく繋がります。

ぼくは特に抵当権と借地借家法でTokyo Joe先生に救われました。

民法の難しさを感じている人向けに別記事も書きましたが、民法は理解型の科目です。理解型はTokyo Joe一択です。

理由2:声が聞き取りやすい

これ、地味だけど超大事です。

ながら学習で1日1〜2時間も聴くので、声が聞きやすいかどうかは致命的に重要。

Tokyo Joe先生の声は、ラジオパーソナリティみたいに落ち着いていて、通勤中も家事中もスッと頭に入ってきます

倍速再生でもストレスがないので、ぼくは1.5〜2倍速で聴いていました。30分の動画が15〜20分になるので、1日3〜4本は余裕でこなせます

理由3:講師の権威性が桁違い

宅建YouTube界には素晴らしい講師が多いですが、日米の弁護士+大学講師10年というバックグラウンドはTokyo Joe先生だけです。

翔泳社からテキストも出版していて、市販テキスト1冊(3,300円)で動画講義36時間が見られる仕組みになっています。

「予備校に通うか迷っている」レベルの人にも、まずはTokyo Joe先生のYouTubeを試してから決めてほしいくらい、無料とは思えないクオリティです。

最初に見るべき動画は?

民法の全体像を解説した動画から入ってみてください。「民法ってなんかややこしそう」のイメージが、「あ、こういう仕組みか」に変わります

そこから、自分が苦手な分野(抵当権、相続、借地借家法など)の動画を1.5倍速で繰り返し見るのが王道です。

物足りなくなったら足す3チャンネル(最初は登録しない)

宅建 独学 YouTube

棚田+Tokyo Joeで3ヶ月勉強して、それでも物足りなくなったら…という人向けに、補強チャンネルを4つだけ紹介します。

繰り返しますが、最初から登録しないでください。 情報過多で動けなくなります。

あこ課長の宅建講座

  • URL:https://www.youtube.com/@acokacho
  • 現役不動産会社販売営業課長/KADOKAWAから書籍出版
  • 「文字より図で理解したい人」に最適。1動画15分でコンパクト
  • 棚田先生の「語呂合わせ派」と差別化された「図解派」のポジション

宅建みやざき塾

宅建吉野塾 / ほんださん(東大式FPチャンネル)

いずれも「特定分野で詰まったら検索して見る」スポット利用がおすすめです。

ながら学習を最大化する5つのテクニック

YouTubeを「サブ教材」として使い倒すための、ぼくが実際にやっていたテクニックを5つ紹介します。

①再生リストを自作する

チャンネル登録だけだと、結局TOPページから何を見るか迷います。

「苦手分野まとめ」「直前期総復習」「移動中用」など、目的別の再生リストを自作してください。

毎朝、その日見るリストを決めておけば、迷わずに済みます。

②YouTube Premiumを試す(ながら学習派は特に)

通勤の電波が悪い場所、寝かしつけで画面を消したいとき、ぼくはPremiumのオフライン保存とバックグラウンド再生にめちゃくちゃ助けられました。

月1,000円ちょっとですが、広告で集中が切れないだけでも価値があります。

無料トライアル期間でも効果がわかるので、まずは試してみてください。

③倍速再生は段階的に上げる

  • 1周目(初見):1.0倍で丁寧に
  • 2周目(復習):1.25倍
  • 3周目以降:1.5〜2倍

最初から2倍速で聴くと、頭に入りません。理解できた動画から少しずつ速度を上げるのがコツです。

④字幕をオンにする

電車内など音を出せない場所では、字幕オン+無音再生で視聴できます。

特に棚田先生は字幕がしっかり付いているので、通勤中の片道30分が丸々勉強時間に変わります。

⑤通知ONは棚田先生だけにする

通知を全部オンにすると、結局スマホの通知に振り回されます。

棚田先生だけ通知ONにして、「毎日18時に届く通知=勉強スイッチ」にするのが効果的でした。

通知が来たら、その日の動画を必ず1本見る。これだけで毎日宅建に触れる習慣ができます。

「わかったつもり」を防ぐ、ぼくの反芻メソッド

宅建 独学 YouTube

YouTubeで一番怖いのが、「見ただけで勉強した気になる罠」です。

ぼくも最初はこれにハマっていました。

メモを取れば防げる…けど、ながら学習中にメモなんて取れません。家事の手は止められないし、運転中なんてもってのほかです。

そこでぼくがやっていたのが、頭の中で反芻する方法です。

やり方は超シンプル

  1. 動画を1本見終わったら、その場で「今のポイント3つ」を頭の中で言語化する
  2. 3つ思い出せなかったら、その動画は「自分にとってまだ難しい」サイン → もう1回再生
  3. 翌朝のテキスト学習時に、その論点をテキストで確認する

たったこれだけ。でも、これをやるかやらないかで定着度が段違いです。

ポイント:完璧主義にならない

「ちゃんとメモを取らないと意味ない」と思いがちですが、ながら学習の本質は「ゼロを1にすること」です。

頭の中で反芻するだけでも、何もしないより圧倒的に頭に残ります。完璧主義になって挫折するくらいなら、ゆるく続ける方が100倍いいです。

人によって合うチャンネル|ぼくはメインにしなかった3つ

宅建 独学 YouTube

ここまで紹介してきた2つ+3つのチャンネル以外にも、有名な宅建YouTubeチャンネルはたくさんあります。

ぼくも実際に視聴してみたものの、メインには据えなかったチャンネルを3つ、正直に書いておきます。

「合わなかった」ではなく「ぼくの学習スタイルには合わなかっただけ」です。人によってはこちらの方がフィットすることもあるので、紹介だけしておきます。

ゆーき大学|本気で短期合格を狙う人向け

項目内容
URLhttps://www.youtube.com/@yuukidaigaku
講師ゆーき(弁護士・行政書士・宅建士)
経歴慶應義塾大学卒、司法試験&国家公務員総合職ダブル合格

宅建YouTube界では超有名なチャンネルです。法的思考に基づいた本質的な解説は、間違いなく一流。

ただ、ゆーき大学は「神ノート」という有料教材を購入することが前提の構造になっていて、無料動画だけだと「ここから先は神ノートで」となる場面が多かったです。

ぼくは「お金をかけずに独学で受かる」をテーマにしていたので、メインから外しました。

ゆーき大学が合うのはこんな人
  • 神ノートを購入してでも、本気で短期合格したい人
  • 弁護士の法的思考をしっかり学びたい人
  • 独学だけどお金をかけることに抵抗がない人

「合わなかった」のではなく、ぼくの方針と合わなかっただけです。短期合格狙いの人には、むしろ最適解かもしれません。

TAC宅建士講座(公式)|正直、頭に残らなかった

項目内容
URLTAC宅建士講座 公式YouTubeチャンネル
運営資格予備校TAC

大手予備校TACの公式チャンネル。法改正情報や統計情報の正確性は予備校だけあって信頼できます。

ただ、ぼくは正直に書きますが…あまり頭に残りませんでした

棚田先生の覚え歌やTokyo Joe先生の本質解説と比べると、講義としての「引っかかり」が少ない印象。可もなく不可もなく、という感じです。

おそらく、TACの本講座(有料)の方が本領発揮で、YouTubeはあくまで入口という位置づけなのだと思います。

TAC宅建士講座が合うのはこんな
  • 予備校TACの本講座を検討していて、講師の雰囲気を試したい人
  • 試験直後の解答速報や合格ライン予想を信頼できるソースで知りたい人

アガルート宅建講座(工藤美香先生)|わかりやすいが動画数が少ない

項目内容
URLアガルートアカデミー 公式YouTubeチャンネル
講師工藤美香(アガルート専任講師)

工藤先生の解説は本当にわかりやすいです。初学者でもスッと頭に入る丁寧な語り口で、人気が高いのも頷けます。

ただ、アガルートのYouTubeは動画数が少なめで、ぼくのように「ながら時間でひたすら聴く」スタイルだと、すぐにストックが切れてしまいました。

棚田先生やTokyo Joe先生のように圧倒的な動画ストックがあるチャンネルの方が、独学派には向いていると感じます。

アガルート宅建講座が合うのはこんな人
  • 工藤先生の解説が気になる人
  • アガルートの有料講座を検討していて、講師との相性を試したい人
  • 「数本でいいから良質な動画を見たい」人

大事なポイント:相性は人それぞれ

ここで紹介した3チャンネルは、どれも質が低いわけではありません。むしろ宅建YouTube界の一線級です。

ただ、ぼくの「お金をかけず、ながら学習中心、独学」というスタイルには、棚田+Tokyo Joeの方がフィットしただけ。

「有名なチャンネルなのに自分には合わないかも…」と感じても、それは普通のことです。自分のスタイルに合うチャンネルを2つに絞る、これが一番大事です。

了解です。まとめ部分のみ書き出します。

まとめ:YouTubeを登録したら、次にやるべきこと

宅建 独学 YouTube

「宅建のおすすめYouTubeはどれ?」に対するぼくの答えは、ここまで書いてきた通りシンプルです。

あなたの状況やるべきこと
まだ何も登録していない棚田行政書士+Tokyo Joeをまず登録
登録したけど続かない棚田先生だけ通知ONにして「毎日18時の1本」を習慣に
2チャンネルで物足りないあこ課長・みやざき塾・吉野塾をスポット利用
メインの勉強がまだ始まっていないテキストと過去問を買う(YouTubeはあくまでサブ)

YouTubeはサブ教材です。 動画を見ているだけで合格できる試験ではありません。机に向かう時間でテキストと過去問を回し、ながら時間でYouTubeを聴く。この両輪が揃って初めて、独学合格が見えてきます。

「動画を見るだけで満足してしまう」のは、ぼく自身が一番ハマった罠でした。同じ失敗をしないでください。

まずは今日中に、棚田行政書士の不動産大学とTokyo Joeの宅建講座、この2つを登録してください。明日の通勤から流し始める、それで十分です。

宅建を取った後の景色も、ちょっとだけ見せておきます

「YouTube講座どれにしよう」と調べているあなたは、たぶん勉強を始めたばかりですよね。10ヶ月後の景色なんて、まだピンと来ないかもしれません。

でも、ぼくは宅建に合格してから、この資格を使って副業を始めました。工場勤務を続けながら、朝4時起きの2時間で執筆して、月数万円の副収入を作っています。

宅建は「取って終わり」じゃなく、取ってから人生が変わる資格です。勉強が辛くなったら、合格後の景色を思い出してください。それが10ヶ月走り抜けるエンジンになります。

次に読む記事

「YouTubeは登録した。でも次は何をすればいい?」という人は、こちらの記事も。今日から動ける手順をまとめています。