「宅建の受験料っていくらなんだろう」 「受験料以外にも、テキスト代とかで結局けっこうかかるんじゃないか」
受験を決める前に、先にお金の話を片づけておきたいですよね。私もそうでした。
先に答えを書きます。宅建の受験料は8,200円です(2026年度・非課税)。 ただ、実際にかかったのはこれだけではありませんでした。
こんにちは、ゆうです。群馬県の自動車部品メーカーで工場勤務をしながら、朝4時〜6時の勉強を10ヶ月続けて、2024年度の宅建試験に完全独学・45点で一発合格しました。
私が合格までに払った総額は25,200円です。内訳はこの記事で全部公開します。買ったのに使わなかった教材も、正直に書きます。
さらに言うと、合格した後にもお金はかかります。私の場合、登録手続きで6万円を超えました。この記事を読み終える頃には、「宅建を取るのに全部でいくら必要か」が最初から最後まで見通せる状態になっているはずです。
※プルモーションを含みます。
1. 宅建の受験料は8,200円(2026年度)

宅建試験の受験手数料は8,200円です。消費税はかかりません(非課税)。
2021年度までは7,000円でしたが、2022年度から8,200円に改定され、以降は同じ金額で推移しています。年度によって変わる可能性があるので、申し込む前に不動産適正取引推進機構の公式ページで必ず確認してください。
(出典リンク:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験の概要」)
受験資格には年齢・学歴・実務経験などの制限が一切ありません。8,200円を払えば、誰でも受けられる試験です。 (内部リンク:宅建は高卒でも取れる?/宅建は中卒でも取れる?)
受験料はいつ、どうやって払う?
申し込みは毎年7月の1ヶ月間だけです。
| 申込方法 | 受付期間(2026年度) | 支払い方法 |
|---|---|---|
| インターネット | 7月1日〜7月31日 23:59 | クレジットカード/コンビニ決済 |
| 郵送 | 7月1日〜7月15日 | 郵便振替 |
私はインターネット申込で、クレジットカード決済を選びました。申込画面で必要事項を入力して、そのまま支払いまで一気に終わります。
つまずくとしたら、支払いより顔写真のデータです。規定に合ったサイズ・撮影時期のデータを事前に用意しておかないと、申込の途中で手が止まります。申し込む日にあわてて撮ると、スマホで撮った写真が規定に合わずに撮り直し、ということにもなりかねません。
もうひとつ気をつけたいのが、締切直前のアクセス集中です。宅建の申込はネットでも1ヶ月しか受け付けていないので、7月に入ったら早めに済ませてしまうのが安全です。
一度払った受験料は返ってきません
宅建の受験料は、申込後に取り消しても、当日に欠席しても、不合格でも返金されません。
「勉強が間に合わなそうだから今年はやめておこう」と欠席した場合も、8,200円は戻ってこないということです。
ただ、私は申込を先に済ませてしまうことをおすすめしています。宅建は年に1回しかない試験です。「勉強が進んでから申し込もう」と考えていると、7月の締切をそのまま過ぎてしまいます。8,200円を先に払ってしまえば、それ自体が勉強を続ける理由になります。
2. 受験料以外にかかるお金

受験料8,200円は、あくまで試験を受ける権利の代金です。合格するには、当然ながら教材が必要になります。
独学の場合、最低限そろえるのはこの3つです。
- 基本テキスト(3,000円前後)
- 分野別の過去問題集(3,000円前後)
- 年度別の過去問題集(3,000円前後)※私は買いましたが、必須ではないと思っています(後述)
- 直前期の予想模試(1冊2,000円前後)
これに加えて、証明写真をデータで用意する費用が数百円〜1,000円程度。私はスマホで撮ったデータを使ったので、ここは実質ゼロ円でした。
つまり、独学なら受験料込みで2〜3万円が現実的な目安です。次の章で、私の実際の支出を公開します。
3. 【実支出公開】独学で45点を取るまでに払った総額

私が令和6年度(2024年度)の試験までに実際に払った金額です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受験料 | 8,200円 |
| トリセツ宅建士 基本テキスト | 約3,000円 |
| トリセツ宅建士 分野別過去問題集 | 約3,000円 |
| トリセツ宅建士 一問一答 | 約2,000円 |
| わかって合格る宅建士 年度別過去問題集 | 約3,000円 |
| 直前予想模試(市販3冊) | 約6,000円 |
| 合計 | 約25,200円 |
※教材は私が購入した当時の価格です。最新版の価格は各書店・通販サイトでご確認ください。
このうち一問一答と年度別過去問は、買いましたが必須ではなかったというのが今の私の結論です。この2冊を除けば20,200円で合格できる計算になります。理由はこの後で説明します。
通信講座を使わず、市販の本だけで合格した場合の現実的な金額がこれです。私はこの25,200円で45点(合格基準点37点)を取りました。
教材選びの詳しい話は、全教材をレビューした記事にまとめています。
正直に書きます。一問一答は買ったのにほとんど使いませんでした
シリーズでそろえたので一問一答も買ったのですが、私はこれをほとんど開きませんでした。
理由は、分野別の過去問題集を大量記憶法で何度も回す進め方をしていたからです。同じ論点を別の教材でもう一度やる時間がなく、結局そのまま本棚に残りました。
これから買う人に言えるのは、最初から3冊セットでそろえる必要はないということです。まずは基本テキストと分野別過去問の2冊で始めて、スキマ時間に短い問題を解きたくなったら買い足す。この順番なら、私が無駄にした2,000円は浮かせられます。
(近日公開予定:宅建の一問一答はいらない?おすすめの本・サイトと使い方)
年度別の過去問題集も、必須ではないと思っています
もう1冊、正直に書いておきます。年度別の過去問題集も、買わないという選択はアリです。
理由は2つあります。
1つは、無料の過去問サイトで代用できること。宅建は受験者数の多い試験なので、過去問を年度別に無料で解けるサイトがそろっています。解説まで付いているので、紙の本でなければいけない理由は多くありません。 (内部リンク:宅建は無料でどこまで勉強できる? ※新記事を書いたら差し込む)
もう1つは、そこまで手が回らない人が一定数いることです。私は朝2時間を10ヶ月続けて、分野別を何周も回したうえで年度別に入りました。でも、仕事や育児の状況によっては、分野別を仕上げるだけで直前期を迎える人もいます。その場合、年度別に手を出すより、分野別の精度を上げて予想模試で本番形式に慣れるほうが確実です。
優先順位をつけるなら、基本テキスト → 分野別過去問 → 予想模試の3つが必須。 年度別と一問一答は、時間と予算に余裕があれば、という位置づけで十分です。
(※「年度別過去問はやるべきか」は、別記事で詳しくまとめる予定です)
模試代は無料模試で抑えられます
直前期の予想模試は、独学なら絶対に買うべきものです。私は市販の模試で自分の実力不足に気づき、そこから追い込んで合格点を超えられました。
ただし、模試代は工夫すれば抑えられます。予備校が実施している無料模試を組み合わせれば、市販の模試を買う冊数を減らせるからです。私も0円模試を利用しました。
4. 通信講座・通学を選んだ場合はいくらかかる?

独学以外を選ぶと、金額はこう変わります。
| 学習スタイル | 費用の目安 |
|---|---|
| 独学(市販本のみ) | 約17,000円+受験料 |
| 通信講座(低価格帯) | 1〜2万円台+受験料 |
| 通信講座(中〜高価格帯) | 5〜11万円+受験料 |
| 通学講座 | 8〜16万円+受験料 |
意外に思われるかもしれませんが、低価格帯の通信講座は独学とほとんど同じ金額です。私が教材費に払った約17,000円は、スマホ学習中心の講座の受講料とほぼ変わりません。
「独学のほうが安い」は、もう当たり前ではなくなっています。各社の具体的な金額と、どれを選ぶべきかはこちらにまとめました。
なお、教育訓練給付制度の対象になっている講座なら、受講料の一部が戻ってきます。ハローワークで手続きが必要ですが、対象講座を選べば実質の負担額は下がります。
5. 合格後に、さらに6万円かかります

ここが一番見落とされているところです。宅建は合格して終わりではありません。
宅建士として登録して宅建士証を受け取るまでに、私はこれだけ払いました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 登録実務講習(実務経験2年未満の人は必須) | 約21,000〜24,000円 |
| 登録手数料 | 37,000円 |
| 宅建士証の交付申請 | 4,500円 |
| 公的書類の発行手数料 | 約1,000〜1,500円 |
| 合計 | 約64,000〜67,000円 |
私は不動産業界の人間ではないので、会社の補助も資格手当もなく全額自腹でした。ここに会場までの交通費も乗ります。
手続きの流れ、講習の実施機関の選び方、書類の集め方は別記事で詳しく書いています。
ひとつ補足します。私は不動産会社で働くつもりがなかったので、正直に言えば登録前は「宅建士、まじでお金かかるな」と思っていました。それでも登録したのは、登録しないと「宅建士」を名乗れないからです。
登録が済んでいない状態で書けるのは「宅建試験合格」までで、記名記事の肩書きにも、記事監修にも「宅建士」は使えません。Webライターとして仕事を取るなら、この差は小さくありません。肩書きに「宅建士」と入るかどうかで、依頼される案件の幅と単価が変わります。
結果として、この6万円はその後の仕事で回収できています。不動産会社に転職しない人にとっても、資格を仕事に使うつもりなら必要な投資だと考えてください。
6. 落ちると、もう1年分のお金がかかります

宅建は年1回の試験です。落ちれば翌年に受け直しになり、受験料8,200円をもう一度払うことになります。
それだけではありません。宅建は毎年法改正があるので、テキストと問題集も最新版に買い替えが必要です。結果として、もう1年やるだけで2万円前後が追加でかかります。
つまり、一番お金がかからない受け方は一発合格です。ケチって教材を削るより、必要なものをそろえて1回で終わらせたほうが、トータルでは確実に安く済みます。
7. まとめ|宅建にかかるお金の全体像

最後に整理します。
- 宅建の受験料は8,200円(2026年度・非課税)。申込は7月の1ヶ月間だけ
- 受験料は取消・欠席・不合格でも返金されない。だからこそ先に申し込んで自分を動かす
- 私が独学で合格するまでに払った総額は25,200円(受験料+教材費)
- 一問一答は買ったが使わなかった。最初はテキストと分野別過去問の2冊で十分
- 低価格帯の通信講座は独学とほぼ同額。「独学=最安」ではなくなっている
- 合格後の登録に6万円超。ただし宅建士として働かないなら必須ではない
- 落ちると翌年に2万円前後の追加。一番安いのは一発合格
私は工場勤務のまま、25,200円と朝2時間の勉強で宅建に合格しました。金額だけ見れば、そこまで身構えるほどの投資ではないと思います。
受験を決めたなら、次に決めるのは勉強の進め方です。
ただ、ここで教材選びに何週間も使ってしまうのが、一番もったいない時間の使い方です。私も「どのテキストがいいのか」を調べる時間に、けっこうな日数を溶かしました。
その進め方を1冊にまとめた本が、クレアールの資料請求で無料でもらえます。要約冊子ではなく、定価1,650円の市販書籍がそのまま届くものです。何を先にやって、どこに時間をかけないか。ここが整理されているので、講座を申し込まなくても独学の組み立てに使えます。
25,200円の内訳を見て「思ったより高くないな」と感じた方も、「やっぱり負担だな」と感じた方も、まずは0円で手に入る判断材料から始めてみてください。