「2027年の宅建試験に向けて通信講座を申し込もうと思っているけど、いつからスタートするのがベストなんだろう?」
「早すぎても忘れそうだし、遅すぎたら間に合わないし……」
こんなふうに迷っていませんか。めちゃくちゃ分かります。私もまったく同じところで止まりました。
FP2級に合格した5月、その勢いで宅建に進もうとカレンダーを開いたんです。試験は10月。残り5ヶ月。「いけるか?」と何度も数え直して、結局「無理だ」と判断して、その年の受験を見送りました。
そこから約半年、宅建のテキストを1ページも開かない期間ができました。この判断が正しかったのか、当時はまったく自信がありませんでした。
ただ、「宅建 勉強 いつから」で検索して出てくるのは、独学も含めた一般論としての「何月から勉強を始めるか」の話ばかりです。「通信講座を使うと決めている人が、いつ申し込むのが賢いのか」に正面から答えている記事は、ほとんど見当たりません。
ここで、通信講座を選ぶ人だけが踏みやすい落とし穴を、先に共有させてください。
「年度版がある」こと自体は、市販テキストも通信講座も同じです。私自身、新しい年度のテキストが出るのを待ってから始めました。
違うのは、通信講座は受講期間が「その年度の本試験前日まで」で切れること、そして金額が数万円から10万円台であることです。テキストなら年度を間違えても数千円の損で済みますが、講座は桁が1つ変わります。
そして2027年度版は、まだ全社そろっていません。ここを知らずに「思い立った今日が一番早い!」で申し込むと、2027年目標のつもりで2026年度版を買ってしまうという事故が起きます。
この記事では、独学で45点(自己採点)を取って一発合格した私が、2027年度試験に向けた通信講座の申込タイミングを、各社の販売状況を確認したうえで解説します。
- 2026年8月現在、2027年目標で申し込める講座と、待つべき講座
- 2027年度試験から逆算した「申込時期の推奨度」
- 「早すぎるスタート」で失敗する人の3つのパターンと、その潰し方
- 開始時期別の講座の選び方(当ブログ独自アンケートと公式データの両面から)
【PR】 本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。なお、記載している受講生アンケートは当ブログが独自に実施したもので、広告主から内容の指定を受けたものではありません。
最初に、私の立場をはっきりさせておきます。私自身は通信講座の受講生ではなく、独学で合格した人間です。各社の教材は資料請求と無料体験で確認し、受講生の声はクラウドソーシングで独自にアンケートを取って集めました。売りたい側の都合ではなく、外側から見た距離感で書いていきます。
大前提|2027年目標の講座は、まだ全社そろっていません

いきなり結論から外れるようですが、ここが一番大事なので先に書きます。
2026年8月時点で、各社の販売状況はこうなっています。
| 講座 | 現在申し込める年度 | 2027年目標の人が今すべきこと |
|---|---|---|
| スタディング | 2026+2027年度試験対応 | 今すぐ申し込める(2026年度版で先取りし、2027年度版に更新される形) |
| フォーサイト | 2026年試験対策のみ(受講期間は2026年度本試験の前日まで) | 2027年度版のリリースを待つ |
| アガルート | 2026年合格目標のみ(販売期間は2026年10月12日まで) | 2027年度版のリリースを待つ |
つまり、「今日が一番早い日だから今すぐ申し込め」を額面どおり実行していいのはスタディングだけです。
フォーサイトとアガルートで今申し込むと、受講期間が2026年10月18日の本試験までで切れてしまいます。2027年に受けるつもりなら、お金をドブに捨てることになりかねません。
年度は「講座一覧の一番上」を見れば分かります
「じゃあ、どこを見れば何年度版か分かるの?」という話ですが、これは実際に3社のサイトを回って確認しました。
フォーサイトもアガルートも、講座一覧ページの一番上に対象年度が書かれています。 フォーサイトなら「宅建士(宅地建物取引士)講座一覧」の見出しのすぐ下に、グレーの帯で「2026年試験対策」と表示されています。アガルートも同じで、講座ページの冒頭に「本講座は2026年(令和8年度)合格目標です」と明記されています。
ただし厄介なのが、ページを下にスクロールして価格表まで行くと、年度の表示が視界から消えることです。「クーポンで15,000円引き!」の赤いラベルに目が行った状態で申し込みボタンを押すと、何年度版を買ったのか意識しないまま決済まで進んでしまいます。
- カートに入れる前に、ページの一番上までスクロールで戻る
- 「◯◯年試験対策」「◯◯年合格目標」の表記を目で確認する
- それが自分の受験する年と一致しているかを声に出して確かめる
たった10秒ですが、数万円の事故を防げます。
これ、ランキング記事ではまず書かれていない話です。でも、2027年目標の人にとっては一番先に知るべき情報だと思うので、最初に持ってきました。
2027年度試験までのカレンダー
判断の土台になるので、日程も確認しておきます。
- 2026年10月18日(日):2026年度(令和8年度)本試験
- 2026年11月25日(水):2026年度の合格発表
- 2027年10月17日(日)見込み:2027年度(令和9年度)本試験 ※例年10月第3日曜。正式な日程は例年6月第1金曜の官報公告で発表されます
出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験のスケジュール」(https://www.retio.or.jp/exam/schedule/)
フォーサイト・アガルートの2027年度版は、2026年度試験の終了前後から年内にかけて順次登場するのが例年の流れです。ただし正式な発売日は公表されていないので、待つ場合は公式サイトの新年度版の告知を確認してください。
この記事は、各社の2027年度版が出た時点で内容を更新します。 発売時期と価格が分かり次第、この表を書き換えるので、待つと決めた方はブックマークしておいてください。
- この記事をブックマークする(更新したらここに追記します)
- スマホのカレンダーに「2026年10月19日」でリマインダーを設定する
- タイトルは「宅建2027年度版が出ているか確認」にして、メモ欄にこの記事のURLを貼っておく
- スタディングで先に始めたい人は、この後の「割引」の章へ
迷っている時間を「予定」に変えてしまうのが、一番手堅い一歩です。
結論|2027年目標なら「2026年11月下旬〜2027年1月」がバランス最良

以上を踏まえた、時期ごとの推奨度がこちらです。
| 開始時期 | おすすめ度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 2026年8〜10月(今〜2026年度試験直前) | ★★★☆☆ | スタディングなら年度更新付きで先取りできる | フォーサイト・アガルートは2027年度版が未発売 |
| 2026年10月下旬〜11月中旬(試験後〜発表前) | ★★★☆☆ | リベンジ組は知識が残ったまま再スタートできる | 合否が未確定でモチベーションの置きどころが難しい |
| 2026年11月下旬〜12月(合格発表後〜年末) | ★★★★★ | 各社の2027年度版が出そろい、学習期間は10ヶ月以上。「来年こそは」の気持ちが一番高い時期 | 強いて言えば年末年始で生活リズムが崩れやすいこと |
| 2027年1〜3月(年明け〜春) | ★★★★☆ | 7〜9ヶ月は十分確保できる。新年の切り替えに乗れる | 講座の選択肢が絞られることはないが、出遅れ感は出る |
| 2027年4〜6月(春〜初夏) | ★★★☆☆ | どの講座でもカリキュラムを一通り回せる下限ライン | 5〜6ヶ月の勝負になり、社会人には余裕が少ない |
| 2027年7〜9月(直前期) | ★★☆☆☆ | 「今すぐ受かりたい」という切迫感は武器になる | カリキュラムを消化しきれないリスクが大きい |
なぜ11月下旬〜1月がベストなのか。理由はシンプルで、時間の余裕がそのまま1日あたりの負担の軽さになるからです。
冒頭で書いた「5ヶ月では無理だ」と見送った話の、答え合わせをします。
私が実際に勉強を始めたのは、その年の11月1日でした。学習記録に残っている最初の日です。新しい年度のテキストが出るのを待った、という理由もあります。そして翌年の本試験で、自己採点45点を取って合格しました。
半年待ったこの判断は、結果的に正解でした。11月スタートで約10ヶ月を確保できたことで、こうなりました。
- テキストが届いてから最初の1週間くらいは「ざっと眺めるだけ」のゆるいスタートで済ませられた
- 春に年度別(50問通し)の演習へ移ったときも、まだ半年近く残っている安心感があった
- 直前期(8〜9月)は復習に回る余裕があり、新しいことを詰め込む焦りがなかった
ひとつ用語を整理させてください。この記事で「過去問」と書くとき、2種類あります。
私の場合、11月から分野別を回し続けて、春の時点で最低3周。50問通しに入ったのは4月下旬でした。この2つを混同すると、「過去問1周した=もう大丈夫」と勘違いしやすいので、先に分けておきます。
工場勤務で子育て中の身としては、1日の勉強時間を長く確保するのは現実的にかなり厳しいです。私が確保できたのは朝4時から6時までの2時間だけでした。
これ、精神論ではなく国の統計にはっきり出ています。
総務省の社会生活基本調査によると、平日に出勤した35〜44歳の有業者が「学習・自己啓発・訓練」に使っている時間は、1日あたり平均3分です。同じ日の仕事時間は8時間50分、通勤に1時間8分かかっています。さらに、6歳未満の子どもがいる世帯の夫が家事・育児などに使う時間は、1日あたり1時間54分。20年前の48分から2倍以上に増えています。
つまり、世の中の同世代は「勉強時間ゼロ」がふつうなんです。私の朝2時間は、平均から見ればかなりの異常値です。そしてこれは根性で捻り出したというより、「起きる時間を早める」以外に手がなかっただけの話です。
だからこそ、スタートを前倒しにする意味があります。私は結果的に、合格までに約600時間かかりました。不安で必要以上に手を広げた面もあるので、これが最短だとは言いません。ただ実際にかかった数字として、600時間を10ヶ月に割ると1日あたり約2時間。同じ600時間を5ヶ月に詰め込むと、1日約4時間になります。
学習時間の平均が3分という現実の中で、1日4時間を5ヶ月続ける。これはかなり厳しい賭けだと思います。
出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/index.html) ※「学習・自己啓発・訓練」は、社会人の職場研修や学生の学業を除いた自由時間の学習を指します。資格の勉強はここに含まれます。5年ごとの調査で、公表済みの最新分は令和3年(2021年10月)調査です。調査時期がコロナ禍にあたる点は、統計局も注記しています。
ただ、後悔がないわけではありません。
見送った判断そのものは、今でも間違っていなかったと思います。ただ「1年見送る」というのは、合格が1年先に延びるということでもあります。もしあの年に受けて受かっていたら、宅建を副業に使い始めるのも1年早かったはずなんです。資格は取ってからの時間で回収するものなので、この1年は正直、小さくありません。
だからこの記事では、「とにかく今すぐ申し込め」とは書きません。伝えたいのはその逆で、待つと決めたなら、待っている間にできることを全部やっておくということです。待ち時間をただの空白にしてしまうと、私と同じ後悔がついてきます。
始める時期を決めたら、次は何から手をつけるかです。クレアールの資料請求では、その順番を扱った本が無料でもらえます。定価1,650円の市販書籍がそのまま届くもので、講座を申し込まなくても独学の組み立てに使えます。
実際に請求して中身を確認した記録はクレアール宅建講座のレビュー記事にまとめています。
要注意|「早すぎるスタート」で失敗する人の3つのパターン

「早く始めるほど有利」は事実です。ただ、早く始めたのに失敗する人には、はっきり共通点があります。
パターン1:「まだ余裕がある」と油断して3ヶ月でフェードアウト
11月に申し込んで、最初の1週間は張り切って動画講義を見る。でも試験まで11ヶ月あるという安心感から、年明けには「明日やろう」が口癖になり、3月にはアプリを開くことすらなくなる。
ゴールを「合格」だけにすると、遠すぎて走り続けられません。おすすめは、宅建業法だけを区切って締切を作るやり方です。近年の出題実績では宅建業法が50問中20問と最も配点が大きく、努力がそのまま点数になる科目だからです。私も本試験の宅建業法は20点満点でした。
コピペして使えるテンプレートを置いておきます。スマホのメモに貼って、月初に見返してください。
【2027年宅建・中間目標】※11月スタートの場合
□ 〜2027年 1月末:宅建業法の分野別過去問を1周する
□ 〜2027年 3月末:全科目の分野別過去問を1周する
□ 〜2027年 4月末:分野別過去問を3周終える
□ 2027年 5月〜 :年度別(50問通し)の演習に入る
□ 〜2027年 9月末:予想模試と復習だけに絞る
※できなかったら締切を1ヶ月ずらす。やめない。
※これは私の学習記録そのものではなく、締切の作り方の例として組んだテンプレートです。日付は自分の生活に合わせて動かしてください。
ポイントは、思っているより前倒しに置くことです。「6月末までに全科目1周」くらいの設定にすると、残り4ヶ月で分野別の周回と年度別の演習を両方やることになり、まず間に合いません。
ちなみに私自身は、分野別の過去問を解く → 解説を読む → テキストに戻るという順で進めていました。テキストを頭から読む方式ではなく、問題から入る形です。この分野別を春までに最低3周回して、50問を通しで解くようになったのが4月下旬でした。
この「思ったより時間がかかる」感覚は、先に知っておいて損はないと思います。
パターン2:権利関係(民法)で沼って、全体が進まない
カリキュラムを1回目から完璧にこなそうとして、最初の権利関係で打ちのめされ、そこから先に進めなくなるパターン。これは本当に多いです。
倍速の講義をラジオみたいに流し聞きして、まず全体像だけつかむ。細かい理解は2周目以降で構いません。権利関係は法律のプロでも満点が難しい科目なので、最重要テーマだけ押さえて、細かい判例は「そういうものか」と一旦受け流す。そして早めに宅建業法へ進む。
私自身、独学時代に35条書面の契約不適合責任と37条書面の記載事項の違いが整理できず、朝4時の食卓で2時間以上を溶かしたことがあります。ほぼ1日分の勉強時間です。しかも組み立てた理解が合っているのか、最後まで確信は持てませんでした。深追いのコストは、想像よりずっと重いです。
パターン3:教材が届いただけで「やった気」になる
アプリを入れた、テキストが届いた。それだけで脳が「もう始めた」と錯覚して、結局1ページも開かないまま数週間が過ぎる。
正直に書きますが、私もこれをやった側です。
教材が届いたのは10月末でした。開けてはみたものの、そのまま数日寝かせて、パラパラめくっただけ。「分厚すぎ! こんなん終わるのか?」と思って閉じたのを、今でも覚えています。
私の場合、寝かせた期間が数日で済んだのは、「11月1日から始める」と最初から決めていたからでした。学習記録の初日が11月1日になっているのは、そういう理由です。もし決めていなかったら、「まあ年明けからでいいか」と言って、たぶん年を越していたと思います。
だから対策は「届いた瞬間に猛然と勉強しろ」ではありません。カレンダーに開始日を書いて、その日に講義の第1回だけ再生する。10分で構いません。「初日に1歩進んだ」という事実があるだけで、翌日のハードルが下がります。
開始時期別|あなたに合う通信講座の選び方

「いつ始めるか」で、合う講座は変わります。各社は講義のボリューム設計がまったく違うからです。
判断材料として、公式データと当ブログの独自アンケートを両方並べます。
| 講座 | 講義ボリューム | 受講生アンケートで挙がった声 |
|---|---|---|
| アガルート | 公式比較表で講義時間157時間。全10講座(入門フル) | 「教材と講義の量が多く、初期は最後まで終わるか不安」(5名中3名が言及) |
| フォーサイト | 基礎講座はコンパクト(テキスト4冊) | 「範囲が絞られている分、これで足りるのか不安になる」 |
| スタディング | 1本5分前後の短い講義でスマホ完結 | 「隙間時間に進められる。ただし紙の演習は自分で足す前提」 |
数字と受講生の実感が、同じ方向を指しているのが分かると思います。アガルートは「量が武器であり、同時にハードルでもある」ということです。
学習期間10ヶ月以上(2026年11月下旬〜2027年1月スタート)→ アガルート
時間に余裕があるなら、量の多さは弱点ではなく強みに変わります。
アガルートの合格特典は全額返金またはお祝い金1万円。長期戦のモチベーション維持に、これほど効くものはありません。ただし対象は「入門カリキュラム/フル」と「中上級カリキュラム/フル」だけで、安いライトは対象外です。「返金があるからライトでいいや」は通用しません。ここは申し込み前に必ず確認してください。
なお、アガルートは宅建では教育訓練給付制度の対象外です。給付金を使いたい人はフォーサイトを見てください。
- 入門カリキュラム/ライト:54,780円(税込・返金対象外)
- 入門カリキュラム/フル:107,800円(税込・返金対象)
→ 受講生5名の本音を載せた詳細レビューは【合格率77.01%】アガルート宅建講座の評判・口コミは?で解説しています。
アガルート宅建講座の最新の受講料と特典条件を公式サイトで確認する
学習期間6〜9ヶ月(2027年2〜4月スタート)→ 3社すべてが候補
4月頃までに始められれば、どの講座でもカリキュラムを一通り回せるラインです。ここはライフスタイルで選ぶのが正解になります。
| 優先したい条件 | 合う講座 |
|---|---|
| テキストの分かりやすさを最重視したい | フォーサイト |
| 合格で全額返金を狙ってモチベーションにしたい | アガルート |
| 費用を抑えたい/スキマ時間がメイン | スタディング |
→ 3社の詳しい比較は【2026年版】宅建の通信講座おすすめ主要3社を比較にまとめています。
学習期間5ヶ月以下(2027年5月以降スタート)→ フォーサイト・スタディング
短期決戦になるなら、要点が絞られている講座を選ぶべきです。
フォーサイト
フォーサイトは「合格点主義」を掲げていて、満点ではなく合格ラインを最短で取りにいく設計です。アンケートでは「薄くて不安になった」という声も出ましたが、時間がない人ほどこの設計思想が効きます。バリューセット1〜3は教育訓練給付制度の対象で、修了すれば受講料の20%が戻ります。
- デジタルプラン:19,800円(質問10回)
- バリューセット1:59,800円(質問無制限・給付金対象)
- バリューセット3:69,800円(全額返金保証・給付金対象)
なお、この「20%」の中身は国の制度なので、講座のサイトではなく公的な情報で確認できます。一般教育訓練給付金は受講費用の20%(上限10万円)が修了後にハローワークから支給される制度で、支給額が4,000円を超えない場合は支給されません。受講開始日に雇用保険の被保険者で、支給要件期間が3年以上(初めて利用する場合は1年以上)あることが条件です。
- 厚生労働省の「教育訓練給付制度 検索システム」を開く
- 資格名に「宅地建物取引士」、地域と訓練種別を入れて検索する
- 検討中の講座が指定講座に入っているかを、自分の目で確認する
この手順を踏むと、アガルートが宅建では給付制度の対象になっていないことも、各社の言い分ではなく国のデータベースで確認できます。 「給付金対象」とうたっていても対象はコース単位なので、申し込むコースまで一致しているかを見てください。
出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」/政府広報オンライン「教育訓練給付金があなたのキャリアアップを支援します」(https://www.gov-online.go.jp/article/201408/entry-8115.html)
スタディング
スタディングはスマホ完結型で、机に向かえなくても通勤や家事の合間に進められます。間違えた問題だけを出題する機能があるので、限られた時間でも演習が空回りしません。ただし紙の問題集は付かないコースもあるので、そこは市販で足す前提で考えてください。
- ミニマム:14,960円(インプットのみ)
- スタンダード:19,800円〜
- コンプリート:24,800円〜
逆に、5月以降のスタートでアガルートを選ぶと、量を消化しきれないリスクが上がります。当ブログのアンケートでも、不合格だった方は「勉強期間が足りず、カリキュラムを消化しきれなかった」と答えていました。
本記事に記載した受講料・コース内容・販売期間は、いずれも各社公式サイトで2026年8月12日に確認したものです(すべて税込)。価格とキャンペーンは変動するので、申し込み前に必ず公式サイトで最新の金額をご確認ください。また、記載している受講生の声は、当ブログがクラウドソーシングを通じて独自に実施したアンケート(各社5名)にもとづくものです。
フォーサイト宅建講座の最新の受講料とプラン内容を公式サイトで確認する
スタディング宅建士講座の対応年度と受講料を公式サイトで確認する
割引は「安い時期を狙う」より「取りこぼさない」

「年末が一番安いんでしょ?」とよく聞かれますが、各社のクーポンは、出る時期も割引率も読めません。 実際、この記事を書いている2026年8月時点では、フォーサイトはバリューセット1で11,000円引き、バリューセット2で13,000円引き、バリューセット3で15,000円引きのクーポンコードを公式サイトに掲載していました。一方で、まったくクーポンが出ていない期間もあります。
つまり「一番安くなる月を狙う」のは、そもそも狙いようがありません。時期を読むより、自分が確実に取れる割引を取りこぼさないほうが現実的です。
実際に3社に資料請求して分かったこと
私自身、3社すべてに資料請求してみました。そのときの実測がこちらです。
| 講座 | 資料請求で届いたクーポン | 発送・到着 | その後のメール頻度 |
|---|---|---|---|
| フォーサイト | 1万円割引(バリューセットのみ対象) | 翌日発送・2日後に到着 | 1〜2日に1回くらい |
| アガルート | 5%OFF | 翌日発送・2日後に到着 | ほとんど来ない |
| スタディング | 10%OFF(新規会員登録から3日間限定・全商品対象) | ー | 1〜2日に1回くらい |
※到着日数は住んでいる地域によって変わります。私は群馬県です。
分かったことが3つあります。
① クーポンの中身は各社バラバラで、しかも時期で変わる。 フォーサイトの1万円はバリューセット専用で、デジタルプランには使えませんでした。スタディングは登録時に「全商品10%OFF・登録から3日間限定」が届き、有効期限が日付と時刻まで指定されていました。
② スタディングの登録タイミングは、意外と重要です。 ここは私も一度は「早く登録しておけば得だろう」と考えたのですが、調べ直して結論が変わりました。
理由は、あの10%クーポンが新規会員登録の1回きりだからです。早く登録してしまうと、実際に申し込む頃には期限が切れていて、その10%は消えます。
「その後もメルマガでクーポンが来るのでは?」と思うかもしれません。確かに来ます。この記事を書いている時点でも「サマークーポン」として15%OFFのメールが届いていました。ただ、クーポンがまったく出ていない期間もあります。 しかも今回15%と率が高いのは、宅建本試験が近い時期だから、という可能性も否定できません。11月から1月に同じ率が出る保証はどこにもないんです。
だとすると、確実に手に入るのは登録直後の10%だけということになります。2027年度版が出るのを待つ立場なら、申し込むと決めてから登録して、3日以内に買うのが一番読み違えが少ない。これが今の私の結論です。
なお、教材の中身を先に見たいだけなら、無料登録して初回講座を試すのは早めでも構いません。ただしその場合、クーポンは1回分使えないものと割り切ってください。「お試し目的の登録」と「買うための登録」は、分けて考えるのが安全です。
③ メールの量には差がある。 フォーサイトとスタディングは1〜2日に1回くらい届きます。売り込みが苦手な人はメールボックスの覚悟がいります。一方でアガルートは、資料請求してもほとんどメールが来ませんでした。ここは意外でした。
待ち時間にやっておくこと
- フォーサイト:無料資料請求する → 1万円クーポンとサンプル教材を受け取る(5分)
- アガルート:資料請求する → サンプル講義とテキストを確認する(5分)
- スタディング:登録は急がない。 2027年度版が出て、申し込むと決めたタイミングで登録する
- 受け取ったクーポンコードと有効期限を、スマホのメモにまとめて貼っておく
ここまでやっておけば、2027年度版が出たときに「取れるはずの割引を取り逃す」ことはなくなります。最安値を当てにいくのではなく、取りこぼしをゼロにする。これが現実的な戦い方だと思います。
なお、資料請求のクーポンとは別に、アガルートには他校乗換・再受講で20%OFF、再受験・家族割で10%OFFという割引制度があります。こちらは「フル」カリキュラム限定なので、他社講座で今年落ちた人・アガルートで他資格を受講したことがある人は、かなり大きく効きます。
ただし、資料請求クーポンと各種割引・セールを重ねられるかは各社ルールが異なります。ここは申し込み直前に、公式サイトの併用条件を必ず確認してください。
→ LEC・ユーキャンも含めた価格の横並び比較は【2026年最新】宅建通信講座の費用を5社比較で整理しています。
まとめ|「いつ始めるか」の前に、「何年度版か」を確認する

最後にポイントを整理します。
- 2026年8月現在、2027年目標で申し込めるのはスタディングだけ(2026+2027年度対応)
- フォーサイト・アガルートは2026年度版のみ販売中。2027年目標なら待つ
- 各社の2027年度版が出そろう2026年11月下旬〜2027年1月がバランス最良
- 2027年2〜4月スタートでも十分間に合う。5月以降は要点特化型を選ぶ
- 割引率も時期も読めない。安い月を狙うより、取りこぼしをゼロにする
私は11月から勉強を始めて、自己採点45点で一発合格できました。
正直、テキストが届いてから最初の1週間くらいはパラパラ眺めるだけで、勉強と呼べる状態ではありませんでした。それでも「とにかく11月に始めた」という事実があったから、直前期に焦らず復習に集中できたのだと思います。
初学者の方は、復習を繰り返すうちに「覚えては忘れる」のループに不安を感じるかもしれません。でも大丈夫です。回数を重ねるごとに記憶は定着していき、思い出すのにかかる時間も、復習の頻度も減っていきます。 終盤には、同じ範囲の復習がかなり楽になっているはずです。
逆に、始めるのが遅くなるほど1日に必要な勉強時間が増えて、続けるハードル自体が上がります。子育てや仕事と並行して進める方は特に、早めのスタートをおすすめします。
思い立った日が、一番モチベーションの高い日です。
その勢いを、まずは「2026年10月19日のリマインダー設定」と「フォーサイト・アガルートの資料請求」に使ってください。それが2027年合格への、一番確実な第一歩です。
3社それぞれ、今日やるべきことは違います
最後に整理します。2026年8月現在、3社は「今取るべき行動」がまったく違います。 ここを間違えると、冒頭で書いた「2026年度版を買ってしまう事故」が起きます。
スタディング|2027年目標で今すぐ始められる唯一の講座
3社の中で、2027年度試験に対応したコースを今買えるのはスタディングだけです。2026年度版として使い始めて、2027年度版に更新される形なので、来年の試験まで途切れません。ミニマムなら14,960円からと、価格のハードルも一番低い。
ただし前述のとおり、新規登録から3日間の10%OFFクーポンは一度きりです。「とりあえず登録」ではなく、買うと決めてから登録して、3日以内に申し込む。この順番だけ守ってください。
フォーサイト|今は「資料請求だけ」が正解
現在販売中なのは2026年試験対策で、受講期間は2026年度本試験の前日までです。2027年目標の人が今申し込むのは避けてください。
今やるべきは資料請求です。私が請求したときは翌日に発送され、2日後には届きました。中身はサンプルテキスト、ManaBunの案内、そして「3ヵ月で宅建」という冊子。この冊子が市販の入門書並みの内容で、正直これが無料で届くだけでも請求する価値があります。バリューセット向けの1万円クーポンも同封されていました。
アガルート|今は「資料請求だけ」が正解
こちらも2026年合格目標のみの販売で、販売期間は2026年10月12日までです。2027年目標での申し込みは、新年度版が出てからにしてください。
資料請求はフォーサイトと同じく翌日発送・2日後到着でした。サンプル講義とフルカラーテキストを試せます。返金特典を狙うなら対象は「フル」だけなので、その点も含めて実物で確かめておくといいと思います。なお、資料請求後のメールはほとんど来ませんでした。
迷ったらこれ:2027年目標で「もう待たずに始めたい」ならスタディング。「秋まで待てる」なら、今はフォーサイトとアガルートの資料請求だけ済ませて、10月19日のリマインダーを待つ。この2択で外しません。
→ 3社の中身をもっと詳しく比較したい方は、【2026年版】宅建の通信講座おすすめ主要3社を比較をどうぞ。
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